ボルダリングジムも500を超えてボルダリングの競技人口もうなぎのぼり中です。
新しい趣味にボルダリングを…と思っている人もいるのではないでしょうか?
今回はそんなこれからボルダリングを始めるぞ!って人向けに一気に上達するためのコツやポイントを紹介していきますよ!
ボルダリングってどんなスポーツ?
大体の方はボルダリングについてのイメージはできているかと思いますが、道具を使わずに壁を登るスポーツです。
最近はメディアへの露出も増えてきているので、ボルダリングといえば通じる人の方が多いですよね。
そして大半の方が思い浮かべるのが細身の選手がスパイダーマンのように壁を登っていく様子では無いでしょうか?
そう、こんな風に。
Image: https://youtu.be/Y-ZlYhdRCfg
当然ですが、ボルダリング初回ではこんなスーパームーブはできません。
ひょっとしたら、初回では「ボルダリングやってる感」を得られないまま帰ってしまうかもしれません。
ボルダリングと言うスポーツの"あるある"なのですが、上手い人ほど簡単に登るので「あっ、簡単そう!」
と思って実際に登ってみると絶望することが多々あります。
ですが上手い人ほど基本に忠実。上達の近道としてまずはボルダリングの基本技術を習得していきましょう!
基本中の基本!服装
ボルダリングって気軽にできるスポーツでありながら、ちょっとハードルを感じてしまいます。
その要因の一つが服装。
動きやすい服装でお越しください。なんて言われてもどんなのがいいのかわかんないですよね。
そこで服装選びのポイントを3つを紹介します。
- 服の色は明るめで!
- バンザイ・足上げ、開脚が楽にできる!
- 替えの靴下を忘れずに!
この3つのポイントを押さえておけば大失敗することはありません。
ジョギングやフットサル何かをやっていてスポーツウェアを持っている人なら問題ないでしょう。
でも紺や黒などの濃い色のウェアだとチョークが付着した時にとても目立ちます。
ベンチに座ったりするとお尻にべったりとチョークの跡が着いたりするので、薄めや明るめの色のほうがベターです。
ピチッとした服だと腕周り、足回りの動きが窮屈になりがちなのでボルダリングには向きません。
他にも着丈が短い服だとバンザイした時にお腹が見えてしまうので避けたほうが無難でしょう。
最後に替えの靴下。ボルダリングに使うクライミングシューズはお世辞にも通気性はよくありません。
ましてや運動をするので、足も汗をかくので替えの靴下を持っていったほうが絶対にいいですね。
なお、レンタルシューズは靴下着用が必須なので夏場など靴下を忘れた人はビニール袋を履くか、ジムに売っている靴下を購入する必要がありますのでご注意を。
ボルダリングの基本技術!
ボルダリングを初めてやった人が感じるのは「これ握力ゲーじゃん!」ってことかもしれません。
私も最初はそう感じました。
でもボルダリングの技術を習得していくに連れて「ボルダリングは握力温存ゲーだ!」と感じるようになりました。
ボルダリングに使われる色々な技術はいかに握力を温存するかに焦点が絞られています。
そんな握力温存技術の基本中の基本がこの基本姿勢です。
握力を使って登るのと握力を温存して登るのとでは、登り方に大きな違いが生まれます。
そして握力を温存して登るのが「腕を伸ばして膝を曲げる」という登り方です。
今後習得するであろう、たくさんの技術はこの基本技術を土台としています。
もしボルダリングを始めての人で、この腕を伸ばして膝を曲げるという基本姿勢を知っていれば、それだけで他の初心者と頭一つ抜けた存在になれちゃいますよ!
基本のそれっぽい動き!
ボルダリングを長くやっている人の動きってそれっぽいですよね。いかにも「登り慣れてます!」って感じでかっこいいですよね。
そんなそれっぽい動きのことを"ムーブ"と言います。
せっかく初めてジムに行ったんだから、一回くらいはムーブをやってみたいですよね。
そのためには「右手右足の法則」を押さえておきましょう。詳しくはこちらの記事を。
記事を読む時間がない人向けに簡単に説明すると、
「右手を伸ばすときは、右足を先に上げる」という法則です。
左手のときは左足を先に上げましょう。この簡単なルールを知っておくだけでも、それっぽい動きになります。
もし、もうちょっと余裕があるのならムーブを覚えちゃいましょう。
最初のオススメムーブが「ドロップニー」です。
ドロップニーは両足がホールドに乗っている状態で行えるので、バランス感覚がまだ養われていなくてもやりやすいムーブです。
かなりそれっぽい動きなので「ボルダリングやってる感」がありますよ!
初心者でも恥ずかしくない!
誰しもが思うことですが「ボルダリングに行ったはいいけど、全然登れなかったらどうしよう…」ってことですよね。
私もそうでしたが、これは2つの理由から大丈夫だといえます。
まず1つ目の理由。
それは「誰もあなたを見ていない」というちょっと残酷な理由です。
平日の昼間でもジムには何人かはクライマーがいます。そして多くのクライマーは自分と同じか上手い人の動きを見ます。
たとえ初心者がいたとしてもチラッと見るくらいでしょう。
「俺にもあんな時期があったなぁ…」くらいは思われるかもしれませんが。
つぎに2つ目の理由。
それは「この記事で下調べしている段階で、あなたはちょっとだけ上手くなっている」という理由です。
ボルダリングをこれから始める人で、前もってこういった技術の話を知っている人はまだまだ少ないです。
自分で書いていてアレですが、こういった知識を持ってボルダリングをするのとしないのとでは大きな差があります。
初心者でも、ひとりでもせっかくジムに行ったんだから、自分の知識と技術と体力を存分に発揮しないともったいないですからね!
速攻上達のポイントまとめ!
この記事のポイントをまとめます。
1:ボルダリングは握力温存ゲーだと理解すべし!
握力温存のために基本姿勢があります。
2:右手右足の法則を押さえるべし!
この法則なくして"それっぽい動き"は実現できません。
3:堂々と登るべし!
誰もが最初は初心者。この記事を最後まで読めてるあなたは既に上手くなっている!
ボルダリングの面白いところはパワー・知識・技術の3つの要素が複雑に絡み合っているというところですね。
別名、心技体とも言うかもしれません。
例えパワーが無くても、ムーブの技術で登れちゃったり、逆に技術不足でもパワーでゴリ推したりができるんですよね。
でも、知識なくして技術は身につきませんし、パワーなくして覚えた技術は実施できません。
こういったジムにいない時でも楽しめるのがボルダリングと言うスポーツ。
ほら、興味が出てきませんか?もしそうなら最寄りのボルダリングジムに飛び込んでみましょう!