ボルダリングに挑戦するあなたの背中をポンと押したい。

【ドロップニー】両足で踏ん張れるボルダリング初心者におすすめのムーブ

この記事をシェアする

f:id:Ziddorie:20160306204808j:plain

両足で踏ん張れば体が安定!腰をねじって腕を伸ばそう!

ドロップニーの基本原理

f:id:Ziddorie:20180321171855g:plain

Image:9 Neil Greshams Masterclass - Drop Knee - YouTube

ドロップニーの基本原理は腰をねじって壁に腰の側面を近づけて次のホールドを取るっていう原理です。

腰をねじることで膝が体の内側に落ち込んで行くのでドロップニーと言います。

 

まずは地上でドロップニーの動きを練習してみましょう。

  1. 両足で立つ
  2. 伸ばす手の方の足を回転させる
  3. 回転させた方の膝を体の内側に曲げる
  4. 腰の側面を壁に近づけて腕を伸ばす

ドロップニーのいい所は両足がホールドに乗っている状態で行えるので、体が安定して腕への負担が少ない状態で行えるってところです。

だからこそボルダリング初心者におすすめのムーブでもあります。

 

ドロップニーは初心者だけでなく、上級者でも使えるムーブですし、傾斜のゆるい壁から強い壁まで幅広く使えるムーブです。

まずこのムーブを覚えて、クライミングウォールでの体の使いかたを覚えて見ましょう!

ドロップニーのやり方!

f:id:Ziddorie:20180321172531g:plain
Image:9 Neil Greshams Masterclass - Drop Knee - YouTube

基本原理の動きの感覚がつかめたら、いよいよクライミングウォールでやってみましょう。基本原理の動きを思い出してやりましょう。

  1. 両足でホールドに乗る
  2. 伸ばす手の方の足を回転させる
  3. 回転させた方の脚の膝を深く曲げる
  4. 腰の側面と壁をしっかりと近づけて腕を伸ばす

ドロップニーはどんな壁でも使える便利なムーブですが、最初のうちは傾斜の緩めの壁で練習しましょう。

大きめのフットホールドを使ってしっかりと踏ん張れる様にしましょう。

ドロップニーの完成度をあげるためにはしっかりと腰の側面を壁に近づけておくってことです。

腰と壁が近づくとリーチが伸びて遠くのホールドまで手が届きます。

上の動画のようにグルンと腰を回転させて体が横を向くくらい体をひねりましょう。 

ドロップニーのコツはつま先にあり

ドロップニーが上手くできない…って人はフットホールドにどんな風に乗っているか確認しましょう。

土踏まずの位置で乗ってしまうと、つま先が上手く回転せずに腰が壁に近づきません。

 

土踏まずの位置でフットホールドに乗ると、つま先とクライミングウォールがぶつかってスムーズに体を回転させることができません。

初心者はつま先でホールドに乗ることが恐怖かもしれませんが、上達にはつま先でフットホールドに乗ることが必須なので、しっかりと練習しましょう!

 

ちゃんとつま先でホールドに乗っていればこんな風にスムーズに体が回転します。

f:id:Ziddorie:20160716164026g:plain
Image:Learn how to be a rock climbing footwork master! - RockClimbFu - YouTube

フットワークの練習に関してこちらの記事を参考にしてみてください。

www.poznen.net

ドロップニーのメリットとは?

ドロップニーは色んな壁で活躍するムーブです。特に、両足がホールドに乗っているので体が安定しやすく、次のホールドをスタティック(ゆっくりと)にとることが出来ます。

 

体幹が十分に育っていない初心者やバランス感覚に自身がない人でも安心してムーブをすることが出来ます。

フラッギングやダイアゴナルをやると体が回転してしまうとか、体勢を保てないって時に物を言うムーブです。

 

他にもフットホールドが小さく、体が安定しないときでも両足を左右から突っ張るように、押し広げるように圧力をかけると体がロックされます。

脚で突っ張り棒をするようなイメージです。

このように両足で踏ん張っていれば強傾斜のクライミングウォールでも安定した体勢を作り出すことが出来ます。 

ドロップニーの弱点とは?

ドロップニーの弱点としては、フラッギングやダイアゴナルとくらべて若干リーチが短いってところです。

どうしても両足でホールドに乗っているので、片足で乗り込むフラッギングやダイアゴナルと比べてリーチが短くなりがちです。

 

他にもドロップニーを使って先述したような高いフットホールドで踏ん張りを多用すると膝が痛くなりがちです。

というのもドロップニーの様な体勢って数あるスポーツの中でもクライミングでしか取らない体勢です。

だから体が慣れておらず、膝が痛くなってしまうかもしれません。

 

またドロップニーでは両足がホールドに乗っている状態が必須なため、脚の入れ替えが若干多く行う必要があり、スピーディーなクライミングには不向きかもしれません。 

最初はドロップニーを覚えよう!

私自身、最初に覚えたムーブはドロップニーでした。

それくらい安定して練習できるムーブなんです。しかも使えるシチュエーションは非常に多いところも便利です。

 両足がホールドに乗っているんだったら、まずはドロップニーを使ってみましょう。安定した体勢で次のホールドをつかむことが出来ます。

 

他にもドロップニーを行うためには、つま先でフットホールドに乗らないといけないので、フットホールドの乗り方の練習にもなります。

つまりドロップニーを練習すれば、ムーブとフットワークの練習が一気にできちゃうんです!

ボルダリングの本によっては「脚は腕の2倍動かせ!」とも書かれるほど大事なフットワーク。

f:id:Ziddorie:20200216172459j:plain
f:id:Ziddorie:20200216173042j:plain