クライミングシューズって結構なお値段ですよね。ハイスペックモデルだと2万超えは普通ですし。そんなクライミングシューズってどれだけ使えるのでしょうか?
クライミングシューズの寿命は…
クライミングシューズの寿命はその人のクライミングスタイルや頻度にもよるのですが、丁寧に使って数年、ガシガシ使って1年余りってところが多いです。
もちろん週5で登りに行くようなハードクライマーだと半年くらいでだめになってしまうこともありますが…私の場合、週2回のクライミングに使っていたシューズは1年半でだめになってしまいました。
ではクライミングシューズの換え時ってどこで判断するのでしょうか?
ソールの故障で寿命…
一番多いのがソールが減ってクライミングシューズの寿命が来てしまうってことです。ソールって言うのはシューズの裏に貼られているゴムのことです。
クライミングシューズのソールって小さいホールドにも乗れたり、のっぺりしたスローパーでも滑らないようにグリップが強く、さらに柔らかめに作られていて消耗しやすいのです。
特にFlatholdやmorphoのホールドを多用した課題でのソールの減り方はスゴイですよ!そういう課題の下のマットをよく見てみるとソールの削れかすがポロポロと落ちています。
私が以前使っていたシューズも数ミリのソールの破れが発見されたのですが、一箇所でもほころびが出てきてしまうと、そこからどんどん広がっていくので泣く泣くお役御免となりました。
こんなに小さいソールの破れでも使っていれば、破れはどんどん大きくなっちゃいます
シューズ素材の破れ・伸び
こちらはトゥフックなどを多用するクライマーやスリッパタイプのシューズにありがちです。シューズに使われているレザーが破れたり、伸びたりしてしまうのです。
前述したホールドへのフック系ムーブなどでシューズのレザーは確実に削れて、薄く破れやすくなってしまいます。クライミングシューズって足の指をギュッと曲げたまま保持する様に設計されているので、常に足の圧力にさらされています。
そんな頑丈さが求められるクライミングシューズで一箇所でも破れたり穴が空いたりしてしまうともうシューズを交換するしかありません。
伸びに関してはベルクロなどで工夫できたりするのですが、スリッパタイプはそうは行きません。ガバガバになってしまったシューズはもうサヨナラするしかないですね…
ベルクロのちぎれ・摩耗
ベルクロシューズの宿命とも言えますが、マジックテープ部分が痛みがちです。昔パイソンが発売されたばかりの頃、ベルクロがちぎれるというレビューが幾つかありました。
クライミングシューズってかなりギチギチにシメてフィット感を出したいのでつい、引っ張り過ぎてしまうのかもしれませんね。他にもベルクロって長く使っていると接着力が落ちてきてしまいますので、ベルクロが原因でシューズの寿命が来ることもあります。
リソールという手段
シューズの寿命の原因No1のソールの痛みですが、リソールという手段を使うのもありです。リソールとは今はいているシューズのソールだけ取り除いて新しいソールを張り直すっていう作業です。
新しいシューズを買わずにリソールするメリットとしては自分の足形にフィットしたシューズを捨てなくて済むってところですね。新しいクライミングシューズを買っちゃうとまた痛い思いをして足形にフィットさせないといけませんからね。他にも新しいシューズを買うより安く済むってのも魅力です。
ただし、リソールには最低でも1ヶ月はかかると言われています。その間別のシューズが必要なので結局新しいクライミングシューズを買ってしまいそうですが…