クライミングシューズの寿命について以前の記事で書きました。使っているうちに壊れてくるのは仕方のないことですが、きちんとお手入れすることによってクライミングシューズを長く使えるようになりますよ!
臭いと汚れの問題…
クライミングシューズのお手入れの基本として、臭いと汚れを落とすってことが最初にあります。クライマーによっては素足で履くこともあるクライミングシューズって足汗がダイレクトに染み込んで悪臭を放つようになっちゃいます。そこにチョークの汚れがプラスされて最悪シューズがカビちゃう…ってことにもなりかねません。だから最初に臭いと汚れの対策を行いましょう!
臭いの対策!
臭いの対策には特効薬があります。それがグランズレメディです。以前にも紹介したのですが、非常に強力な消臭剤であるだけでなく、臭いの原因であるバクテリアを殺菌してくれます。
殺菌剤が入っているパウダーを素足で履くこともシューズに入れて大丈夫?副作用があるんじゃないの?って思われるかもしれませんね。私の場合、数年間グランズレメディ入りのシューズを素足で履いていますが、肌荒れやかぶれたってことは一度もありません。
もちろん私の足が他の人より丈夫にできているだけなのかもしれませんが、クライミング仲間でグランズレメディが原因で足にトラブルを抱えたって人はいません。
クライミングの後にグランズレメディをスプーン半分くらいを入れてパウダーをシューズ全体に行き渡らせるようにトントンすればそれだけでお手入れは完了です!くれぐれも入れすぎないようにしてくださいね。たくさん入れすぎると次回のクライミングのときに足汗でグランズレメディが溶けてヌルヌルしてきますので…
汚れの対策!
クライミングシューズって使っているうちにどんどんチョークで汚れていっちゃいますよね。新品のあのピカピカした発色の良いレザーも3ヶ月も使うとくすんだ色になってしまいます。原因はもちろんチョークです。
クライミングジムから帰る前にブラシでシューズに付いたチョークを落としましょう。これをやるだけでシューズがかなりきれいになりますよ!ウェットティッシュでシューズを拭いてあげるのもいいですが、水分でカビたりってのもあるので、普段はブラシできれいにチョークを落としてあげるくらいでOKです。
どうしてもピカピカにしたい!って人はシューズを丸洗いするのもありですが、最終手段です。やはりクライミングシューズは洗濯するようにできていませんので、シューズの寿命を縮めかねません。洗うにしても頻繁におこなうのではなく、年に1回とかのペースでも十分だと思いますよ。
ソールの破れ対策!
どんなに丁寧に使っていてもソールは消耗していくもの。特にエッジングで多用するシューズの側面のソールはどんどん減っていってしまいます。部分的に減ってきたソールはシューグーで補強しましょう。
コツは剥がれた部分だけじゃなく、少し大きめにシューグーを塗るってことです。少し大きめに塗ることでしっかりとソールの剥がれをカバーしてくれます。また、シューグーを塗る前にはきちんとソールの汚れをとっておきましょう。
シューグーを貼る前の汚れ取りにはブラシよりウェットティッシュの方がいいでしょう。
大事なシューズを長く使おう!
クライミングシューズってクライミングで使える唯一の道具です。箱出し新品のシューズはまだ固くて、自分の足の形にもフィットしていません。そんなシューズを痛い思いをしながら使い込んでいくことで自分のクライミングシューズになっていきます。
そんなシューズを長く使うためにも日々のお手入れを欠かさないようにしたいですね。お手入れの時間はほんの数分で終わりますので是非シューズのブラッシングとニオイ対策を行ってくださいね!