ボルダリングジムにはいろいろなホールドがありますよね。
最近はクライミングの高度化にともなって、様々な形をしたホールドが登場して壁を見ているだけでも楽しいですよね。
ここ最近の有名ドコロのホールドメーカーを見ていきましょう!
1.圧倒的存在感!flathold
個人的に一番大好きなホールドメーカーのflatholdです。
flatholdはスイスのホールドメーカーで一目見れば忘れられない印象的な形をしています。
初めて見た時は衝撃的なフォルムだったことをよく覚えています。
そら豆のようにツルッとした見た目と裏腹に表面のフリクションがバチバチに効くので4級くらいから使われ始めます。
もちろん使いドコロによってはボルダリングの世界大会の課題に使われるような激辛ルートにもなります。
2.スロベニアからの最新ホールド!360HOLDZ
www.360holds.com真っ白からビビッドなホールドまでカバーする360HOLDZです。
スロベニアのクライミングチームの合宿で考案されただされただけあってクライマー泣かせなホールドが多いです。
ボルダリングワールドカップのホールドでも良く使われています。
youtube / https://youtu.be/Y-ZlYhdRCfg
このクライマー(Adam Ondra)が右手をかけているホールド、左に見える真っ黒のハリボテ、右に見える真っ白のホールドが360HOLDZのホールドです。
何より特徴的なホールドがこれ!
どこ持つの?!ってなりそうな形、指皮をザリザリに持っていくフリクション。
このホールドが使われている課題から取り組みたくなるくらいには陶酔しています。
360HOLDZのホールドには必ず「360」のロゴが入っているので初めての人でも気づきやすいでしょう。
3.ドSスローパーが大得意!Morpho
こちらもスロベニア発の蝶の意味を持つMorpho(モルフォ)です。
蝶々という優雅な名前なのですが、ドSっぷりが遺憾なく発揮されるのが丸っこいスローパーです。
丸っこいと言うか丸です。真球レベルで丸いです。
このホールドが160度の強傾斜に設置されていた時はルートセッターに殺意を覚えるくらいには苦戦しました。
上の画像の下にあるホールドで左手のTFCC靭帯を怪我したのも今となってはいい思い出です。
Morphoはこういう丸っこいホールド以外にも角ばったホールドやハリボテも生産しています。
4.蛍光グリーンが特徴のSo iLL!
soillholds.com蛍光グリーンのホールドといえばこれ!So iLL!!
このサイトで度々紹介しているSo iLLですが、ワールドカップで使われるくらいの激辛ホールドを作ったり、7級で使われるような慈愛にあふれたホールドを作ったりと200近い様々なホールドを作っています。
So iLLのホールドの面白いところは人の体を模したホールドをたくさん作っているところです。
例えばこれ。
他にもこれ。
最後にこれ。
こわっ!
So iLLの謎シェイプホールドは顔や手にとどまらず、歯、胃、脳と様々なバリエーションを取り揃えています。
特に最後の赤ちゃんの顔のホールドは強烈で、ボルダリングワールドカップにあのホールドが2つ使われた課題がありました。
選手のムーブより、ホールドに目が行く珍しい課題でした。
5.でかいホールドならまかせとけ!Fiction
www.fiction-holds.comデカい、デカい、実際デカい。
最近お気に入りのホールドメーカーのFictionです。
Friction(フリクション)というホールドメーカーもあるので混合してしまいそうですが、Fiction(フィクション)です。
なんといっても巨大ホールド(ハリボテ)に定評があるホールドメーカーです。
例えばこのお月様。
画像では伝わりにくいかもしれませんが、1メートル以上あります。
他にもこのホールド、Earth and Waterというホールドです。
こちらも1メートルくらいあるビッグホールドです。
このホールドは球体なので余計大きく見えます。
その課題はおいくら?
クライミングホールドは複雑な形をしていたり、加工がむずかしいかったりするので、ホールドの価格はちょっと手が出ないくらい高価です。
例えば最後に紹介したEarth and Waterのホールド8万円以上します。
最初に紹介したflatholdのホールドは最低価格の一番小さいハリボテで2万5千円です。
昔、品川ロッキーでflatholdのホールドだけで作らた1級課題がありました。
そのホールド代を計算してみると余裕で10万を超える高級課題でした。
課題の難易度も高級でしたが…
あまり褒められたことではありませんが、高価なホールドが使われている課題から攻略してみるのも良いかもしれませんね!