ボルダリングでもっと登れるようになりたいのだったら、ジム以外でのトレーニングもとても重要です。仕事やプライベートが忙しくてなかなかジムに行けない…って人もお家にトレーニンググッズを揃えてみるのはいかがでしょうか?
トレーニングでは保持力を鍛えよう!
お家でできて最も効果的なのが保持力トレーニングです。保持力とは「ホールドをつかんだまま耐える力」を意味します。握力とはあまり関係なのでご注意を。で、その保持力を鍛えるためにはフィンガーボードがおすすめなのですが、どうしても設置場所が必要で場所も取ります。
でも大丈夫!大きくて重いフィンガーボードを設置しなくても吊り下げ型のトレーニンググッズだったら設置も楽ですし、トレーニングの後はささっと片付けることができます。今回はそんなトレーニンググッズを紹介していきますよ。
一人何役?ホールド全部入りのGstring
まず最初におすすめしたいのがこのGstringです。数字の「6」みたいな形のホールドですが、実に色々なホールドをシュミレーションすることができます。極悪なスローパーから薄めのカチホールドまでをカバーする守備範囲です。
Gstringがカバーするホールドの種類は18種類と言われていて、小さめのフィンガーボードよりも豊富なホールドを持ち合わせていますね。難点は人気すぎて在庫が一瞬で蒸発するところと吊り下げ型にしてはちょっとサイズが大きいというところですね。
トレーニングメニューもYoutubeに公開されているようなので、運良くGstringを入手できた方は是非チェックしてみましょう。あまりのハードさに心がポキっといきますよ。
安定のブランドなメトリウス・ロックリングス
お次はこのサイトでも度々紹介しているメトリウスの商品です。その名もロックリングス。見た目は小さいですが、実際に使ってみると結構でかくて重いですよ。イメージとしては500ミリのペットボトルくらいでしょうか。
このロックリングスはポケット3種類とトップのガバホールドだけとちょっとホールドが少ないのが難点ですが、4,000円以下で購入できるという非常にお手頃な価格がうれしいですよね。
ホールドが少ないとは言え、最小のポケットの悪さはなかなかのもの。指力・保持力がバリバリに鍛えられること間違いなしでしょう。トレーニング方法と購入はこちらからどうぞ。
自然派なあなたにはメトリウス・ポータブルパワーグリップ
次に紹介するのはまたしてもメトリウスのホールドですが、見た目がかなり違います。木目がきれいなポータブルパワーグリップです。ポータブルするにはちょっと大きめですがね…このホールドの使い方は握ってぶら下がるだけ。
ホールドらしいホールドは何もありません。上からガバっぽく持つのか下からピンチっぽく持つのかはアナタ次第。機能はかなり絞り込まれていますが、使わない時はお部屋にも馴染みそうな優しいトレーニンググッズです。
超絶実戦派ならアトミックホールド
最後に紹介するのはアトミックホールドと呼ばれるトレーニングホールドメーカーです。このメーカーのホールドは真球の形をしていてスローパーのようにホールドを掴みます。
指の第一関節から力を入れていないと簡単に剥がれてしまうハードなホールドをトレーニングに使っちゃうなんてストイックすぎですよね!特に吊り下げ型のホールドだと壁に固定されているホールドと違って微妙にグラグラ揺れるので普通のスローパーとくらべても保持は難しくなっています。
もちろんトレーニングビデオも用意されています。4週間に渡るトレーニングメニューをこなす頃にはきっとグレードも一つ上がっているはず?
www.youtube.com購入はこちらからどうぞ。
吊り下げ型のホールドのトレーニングの利点
以前紹介した固定型のフィンガーボードと比べて小さくて使えるホールドが少なくて見劣りするかもしれません。でも固定型のフィンガーボードはどう頑張っても動きはしないですよね?でも吊り下げ型のホールドは紐にぶら下がっているだけなのでグラグラと揺れてしまいます。
そういった揺れが吊り下げ型のホールドのいいところでもあります。というのも固定型のフィンガーボードだと多少フォームが崩れていても懸垂やロックオフができちゃうからです。体幹のブレを柱や壁が吸収してくれるので強引な引き上げでも形になってしまうからです。
でも吊り下げ型のホールドだとそうは行きません。ただ紐にぶら下がっているだけなので体感のブレがそのままホールドに伝わります。懸垂をするにしても体幹がブレブレだと紐の揺れで全然体が上昇しません。保持力や握力以外にも同時に体幹も鍛えたいのだったら吊り下げ型のホールドのトレーニングが向いているかもしれませんよ!
ホールドの取り付け方
賃貸や持ち家じゃない人は気軽に壁や柱に穴を空けることなんてできませんよね?そんな人におすすめなのが、この記事で紹介しているツーバイフォー材を使ったトレーニングウォールの作り方です。
この記事では固定式のホールドを取り付けていますが同じ要領で吊り下げ型のホールドを設置することができます。とはいえ吊り下げ型のホールドは微妙な揺れが命なのでこういったぶら下げ器具を用いて吊り下げ型のホールドを味わい尽くしましょう!
固定式のホールドを選びたいのだったらこちらの記事を参考にしてくださいね。