ボルダリングを始めたての頃は、意味がわからない単語を耳にすることがあります。
マッチ、ガストン、一撃、悪い…
ここではボルダリング初心者に向けて代表的なボルダリング用語を紹介していきます。
この記事を読み終わるころには
「次のホールドは悪いから、スタティックにクロスで取ったらマッチしてからスメアしながら右足に乗り込んだほうがいいよ」
の意味がわかる様になります。
一番耳にするホールドの名称など
ホールドの種類や名称についてはこちらの記事に詳しくまとめています。
初心者のうちはガバ、ピンチ、スローパー、ポケットくらい覚えておくと便利です。
ムーブに関する名称
ドロップニーやフラッギング以外にも細かいムーブがあり、よく使う用語を上げていきます。
マッチ:ホールドを両手でつかむこと。
クロス:右にあるホールドを左手でつかむような反対の手で次のホールドをつかむこと。
ガストン:親指を下にした方向でホールドをつかむこと。観音開きの扉を開ける時の手のイメージ。
スメア:スメアリングのこと。足をホールドについていない壁にこすりつけること。
詳しくはこちらの記事参照。
スタティック(スタ):バランスをとるようにゆっくりとした動き。スラブや垂壁などでよく見る。別名バランシー。
ダイナミック:スタティックとは逆にランジやダイノなどのパワー系の動き。160度壁とかでよく見る。決まるとかっこいい。
のりこむ:フットホールドに重心を移すこと。おしりをそのホールドに近づけるイメージだと上手く行きやすい。
おくる:右手→右手と同じ手で連続してホールドをつかむこと。
その他
分類するのが難しいけれどよく使う言葉を紹介します。
いい、悪い:いい→持ちやすいホールド、悪い→持ちにくいホールド。他にも浅い(持ちやすい)とか深い(持ちにくい)とかも言う。
ぬめる:手汗でホールドがヌメヌメして、つかみにくくなること。ブラッシング必至。
オンサイト(OS)、一撃:初挑戦でその課題を完登すること。
レッドポイント(RP):何回か課題に挑戦して完登すること。
フラッシング:誰かが完登するのをみてから自分がオンサイトすること。
セッション:複数人で一つの課題に取り組むこと。
意外に多いクライミング言語
結構多いと感じるかもしれませんが、ボルダリングやっているうちにすぐ覚えます。
特に「悪い」や「ぬめる」はよく使います。
セッション中に「あれ悪いっすね~」なんてよく出る会話です。
最後に「ガンバ」という用語(?)を紹介します。
意味はもちろん「がんばれ」です。外国の「アレ」や「カモン」に相当する言葉です。
コンペ動画などでもよく耳にする言葉ですね。
ボルダリングやクライミングを長くやっていると日常生活のある場面でも口をついて「ガンバ」という言葉が出てきてしまいます。