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怪我をしなくないのなら!ボルダリングの安全な落下方法

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ボルダリングやクライミングは落下を伴うスポーツです。
2〜3メートルという高さしかなく、命綱なしで登るため一度落下してしまうと地面まで真っ逆さまにです。

ボルダリングジムでは肉厚なウレタンマットが敷いてありますが、注意は必要です。
落下の際、正しい姿勢をとらなければ捻挫や最悪の場合は骨折などの怪我をまねきます。

そのような事態にならないように、この記事では正しい落下の方法を紹介していきます。

登る前に確認!マットの上はクリーンに

壁を登る前にも注意が必要です。
マットの上にペットボトルの飲み物やチョークバッグが落ちたりしていませんか?
写真を取るためにスマホをクライミングエリアまで持ち込むこともあるかと思いますが、そういったものの上に落下してしまうと非常に危険です。

マットの上は常にクリーンに。登る前に邪魔にならないところに片付けましょう。

大原則はこれだけ!「両足でマットの上に落下する」

まず、落下する前に安全な高さまでクライムダウンするのが何よりも重要なのですが、本気トライの後や周りに良いホールドがなくて、どうしても高い位置から落下しなければいけない場合について考えていきます。

そういった場合の大原則は「両足でマットの上に落下する」です!

必ず両足で着地!

当たり前すぎて書くのもおこがましいくらいですが着地は足から行いましょう。
この際、必ず両足で着地しましょう。

ジムでの大きな事故(骨折や捻挫)のほとんどはこの落下の際に発生します。
どうしても体が大きく振られて落下してしまうことがあるのですが、その時に無理して片足で着地してしまうと、体の勢いを足首が耐えられず骨折や捻挫をしてしまいます。

たとえマットの上でも骨折や捻挫になるので、しっかりと両足で着地するようにしましょう。

後ろへ転がろう

低い壁だと膝の屈伸だけで落下の衝撃を受け止めることができますが、徐々に高い壁を登れるようになってくると落下の衝撃を膝だけで受け止めることが危険になってきます。

その場合、椅子に腰掛ける様な要領で後ろに転がりましょう。
落下の衝撃を優しく受け止めることができるようになります。

最初のうちは難しいし恥ずかしいのですが、慣れてくると自然にできるようになります。
アコーディオンが潰れるように体をリラックスさせて落下するとうまくいきます
後ろに転がる際、後頭部をマットにぶつけないように気をつけてください。
柔道経験者ならピンと来るかもしれませんが、後ろ受け身を取るような格好です。

完璧な落下姿勢

このGIF動画を見てみましょう。

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youtube / https://youtu.be/ddSTXPZuff8

今までに上げたポイントを押さえていますね。完璧です。
実際にこのような落下ができるようになると体への負担も非常に少ないです。

両足で着地して後ろへ転がるという理想的な落下姿勢を取ることができています。
とっさの落下でもこの体制をとれるように練習しておきましょう。

注意すべき落下姿勢

膝をくっつけて落下

膝までぴったりとくっつける必要はありません。
膝をくっつけて落下すると着地した時に膝がうまく曲がりません。
そうすると着地の際こんな風に自分の顔を膝蹴りする形になります。

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youtube / https://youtu.be/ACimqUHPxoM

体を前に曲げて着地

膝をくっつけて落下した時と同じ体勢なのですが、体を前に倒すようにして着地の衝撃を和らげようとすると膝がうまく曲がらず、腰から上が前につんのめった様な形になってしまいます。
この姿勢は腰痛やぎっくり腰の引き金になりますので避けましょう。

ダウントゥがキツイ靴での着地

ダウントゥとはつま先が大きく下がっている形状のクライミングシューズです。
ダウントゥの靴で着地するとつま先とかかとの2点で着地することになるのでどうしても足首が回転しやすく捻挫しやすくなってしまいます。

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youtube / https://youtu.be/ACimqUHPxoM

このような靴の場合は無理して脚だけで衝撃を吸収しようとするのではなく、先にあげた例のように、後ろに回転して衝撃を流しましょう。

足から落下できない場合

強傾斜の壁に張り付いているときは体が地面とほぼ平行になります。
この場合にはどうしても足から着地することが難しくなります。
強傾斜の壁はそこまで高さがないとはいえ、背中から落下した時の衝撃は想像以上です。

どうしても背中から落っこちてしまう場合は、腕は斜め下方向に45度くらいに開き、着地の瞬間にマットを両手で叩きましょう。まさに後ろ受け身と同じですね。
もちろん顎は引き、後頭部を守りましょう。

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youtube / https://youtu.be/ACimqUHPxoM

また、横向きに落下する際は腕を体とマットの間に挟まないように注意しましょう。
上記の落下体勢を半身で受けるとこのようになります。

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youtube / https://youtu.be/ACimqUHPxoM

 腕を体の下に挟んでしまうと脱臼や骨折の危険があるので腕だけを前方に投げ出すようにしましょう。

どうしても不安ならスポッターをお願いしよう

ちゃんとマットの上に着地できるか不安だったり、強傾斜の高い壁で不安な場合は素直に誰かにスポッターをお願いしましょう。
スポッターとはクライマーの落下の際、クライマーの肩のあたりを押して落下姿勢を正してあげるサポート役です。
その際は自分と同じ体格の方にお願いしましょう。
外壁では非常によく見る風景ですが、よほど狭いジムでない限り、スポッターが必要な課題はあまり見たことがありません。

安全で楽しいボルダリングを!

ボルダリング中の落下で怪我をしてしまってはボルダリングを続けることができなくなってしまいます。
ましてや骨折なんてしてしまった日には日常生活すら困難になってしまいます。
ボルダリングは本質的に危険を伴うスポーツだと理解し、「今落下したらどうなるかな?」と考えながら登ることが大事です。
もちろん、絶対に完登してやる!という気持ちは忘れないで下さいね。

今回参考にした動画

www.youtube.com

この動画のシリーズはリードクライミングを初めて行う人向けの動画ですが、ボルダリングにも通じるテクニックが紹介されています。

www.youtube.com

この動画は超おすすめです。
様々な落下のシチュエーションについて解説しているので、英語がわからなくても目を通しておくことをおすすめします。