チョークはシューズと同じくらい重要なんです。
チョークとチョークバッグを買おう!
クライミングを初めて購入するのはやっぱりマイシューズではないでしょうか。わたしもクライミングシューズを初めて買ったときはクライマーの仲間入りしたような気分になりました。
ではチョークは?わたしは最初「荷物になるから」という理由で液体チョークのみを使っていました。でもクライマー仲間にちゃんとしたチョークを使わせてもらってからチョークに気を使うようになりました。
どうしてかというと、いいチョークを使いだしてホールドがバチバチに止まるようになったからです。デッドやランジなどでホールドに飛びついたときに「あれ?」ってくらいにグリップが効くんです。
多少スリップすることはありますが、数ミリ滑るのと1センチ滑るのとでは天と地の差があるのがクライミング。スローパーやデッド課題があるときはしっかりとチョークアップできるようにチョークとチョークバッグを購入しましょう!
どのタイプのチョークバッグがおすすめ?
チョークバッグには大きく分けて2種類あります。置型チョークバッグと腰付け型のチョークバッグです。個人的におすすめは置型チョークバッグです。
なぜ置型のチョークバッグがおすすめかというと両手をバッグに入れられる余裕があるからです。腰付け型のチョークバッグではどうしても片手ずつのチョークアップになってしまい、チョークアップがしにくくなりがちです。
両手をチョークバッグの中に突っ込むことができたら両手で手を洗うように、チョークバッグの中で手をすり合わせることができるので、効率よくチョークアップできます。両手をゴシゴシとすり合わせることで、指紋の隙間にもチョークが入り込むため、簡単かつ短時間でチョークアップも可能です。
もちろん腰付け型のチョークバッグもコンパクトでいいのですが、ボルダリングジムの課題でクライミング途中でチョークが切れてしまうことはなかなかありません。スローパーがたくさんある課題や長物の課題では有効ですが、課題の途中でチョークアップするような課題はボルダリングで多くありません。
チョークアップの簡単さと使いやすさから、最初のチョークバッグは置型のチョークバッグをおすすめします。
マムート:ボルダーチョークバッグ
ボルダリング専用設計のチョークバッグ。ポケットもたくさんついていて液体チョークやテーピングテープ、ブラシを挿入しておくリングも付いています。
両手を一気に突っ込める大きさがあるので、チョークアップも楽ちんです。またベルクロ式でバッグの開閉ができ、持ち運びのときはくるくるとロールアップして両端をクリップで止めるので、チョーク漏れもしにくくなっています。
ブラックダイアモンド モンド チョークバッグ
こちらもボルダリング専用のチョークバッグ。マチ付きの大型のポケットが付いており、小物もたくさん収納できます。ブラシのリングも2つついてます。
特徴はマグネット式になっているので開閉のちからはいりませんが、簡単に閉まってしまうので、使うときは入れ口をひっくり返して置く必要があります。ベルクロ式と違って磁石は劣化しないので、長く使うことができるでしょう。
The North Face チョークバッグ ボルダリングチョークバッグ
ロゴが全面に押し出されたノースフェイスのチョークバッグ。底面にもロゴが描かれています。デカデカとしたロゴのためにポケットは片側だけ。
ベルクロ式の開閉で、左右のクリップでのロールトップになっているのでチョーク漏れも少なくてすみます。ロールトップをしていないときでも持ち運びしやすいようにちょっとしたハンドルもついていて、ジム内の移動も楽ちんです。
マムート ボルダーチョークカン
チョークを絶対に漏らさないように設計されたチョークバッグ。円盤のような形ですが、ジッパーを開けば巾着型のチョークバッグのようになります。
巾着式+ジッパー式で開閉するので持ち運ぶときにチョークが漏れることはないでしょう。その代わり小物の収納スペースが有りません。また一度に入れられるチョークの量も少な目ですが、チョーク漏れが少ないバッグがこれ以外にないかもしれません。
moon デラックスボルダリングバケツ
とにかくでかいのがこのチョークバッグの特徴。持ち運びしやすいようにハンドルも付いています。ただし開閉システムは巾着式のなのでチョークは漏れやすいかもしれません。
マチ付きのポケットが付いているので液体チョークもテーピングも何でも入ります。両手を突っ込んでも余裕でチョークアップできます。このチョークバッグをそのままバッグに突っ込むとチョーク漏れが気になるところなので、ビニールバッグなどで持ち運ぶ必要があるかもしれませんね。
チョークバッグの中身
個人的におすすめなのがブロックチョークと粉チョークorチャンクチョークです。写真で見るとこんな感じ。小石みたいなのがチャンクチョークで、中央の石鹸みたいなのがブロックチョークです。
わたしはチャンクチョークとブロックチョークを愛用しています。石鹸のようにブロックチョークを指先にゴシゴシこすりつけるとバシバシにチョークアップができます。もう指先にチョークが詰まっていく感じが心地よいです。
もちろん下地には液体チョークで皮脂を飛ばしています。これだけチョークアップをしておけば、適当なデッドやランジでもホールドが止まります。スローパーでもギュムッて止まる感じはスローパーでもガバのように感じます。
おすすめチョークはフリクションラボです。わたしのクライマー仲間でも使っている人も多いです。
わたしは他人と一緒なのが嫌という面倒くさい性格のため、いろいろなチョークを試しています。もうわたしのチョークバッグはいろんなチョークのミックスになっています。
チョークアップは入念に
ボルダリングをしていてホールドが止まらないってとき、ありませんか?もしくは最初のトライのときは止まったのに、段々とスリップフォールが増えてきた時はどうでしょう?
そういったときにチョークアップを入念にすることで驚くほど簡単に登れたりすることがあります。チョークアップをするときに「次のトライで絶対登り切る!!」っていう誓いをたてることにもなるのかもしれません。
ボルダリングにとって使える道具は2つだけ。シューズとチョークだけなんです。シューズにこだわりを見せる人は多いですが、チョークにこだわり抜いている人は多くありません。
ここは手につけるシューズという感覚で色々なチョークを試して見るのはいかがでしょう?