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ボルダリング初心者の壁:持てないホールド「スローパー」3つの攻略方法

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ツルッとしたホールドのつかみ方とは?

スローパーの処理方法3つ!

スローパーというホールドは丸っこくてツルツルしたホールドのことをいいます。見た目は大きくてどこを持つかわからないような形をしています。スローパーホールドとは具体的にこんな形をしています。

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Image:MORPHO CATALOG 2017/2018 by MORPHO Volumes & Holds - issuu

どうでしょうか?いかにもツルッとしていてどこを持てばいいのかよくわからないですよね。こういったホールドは5級くらいから続々と登場してきます。そのためボルダリングを始めたてだと全然スローパーをつかむことできなくて苦手意識を持ってしまうクライマーが多いです。
確かにスローパーは簡単なホールドではありません。でもスローパーをつかむためにはコツがあるんです。今回はそのスローパーの攻略方法3つを紹介していきます。この3つのコツを押さえてスローパーの苦手意識を払拭しちゃいましょう!

 

1.スローパーをよく観察する

スローパーは大きなものは人の胴体くらいから小さなものでバレーボールの直径くらいのものまであります。特に大きなスローパーは処理に困ります。どこを持てばいいのだろう?って登る前からスローパーとの戦いは始まっています。
スローパーで持てそうな部分とは曲面の角度が変わるようなところです。例えばこのホールドを見てみましょう。

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Image:Flathold

いかにもツルッとしていて持ちどころはなさそうですが、右上の方はえぐれていて角度が付いています。角度が付いているということは指のかかる部分があるってことです。こういったスローパーがえぐれているところ、角度が変わっているところを登る前に観察することが大事です。
もしどうしてもスローパーの持ちどころがわからない…って人はスローパーに付いているチョーク後に注目しましょう。チョークがたくさんついているということはそれだけ多くの人が触ったという証拠です。見慣れないホールドが使われていたり、見た目ではつかみどころがわからないときはチョークの後を参考にして持つ場所の見当をつけましょう。

 

2.指と手のひらはスローパーに添わせる!

スローパーが他のホールドと違うところが、指を曲げてホールドをつかんではいけないってところです。どういうことかというと、スローパーは指と手のひらの摩擦で持つものだからです。
たとえ角度が変わっているところやチョーク跡がたくさんついているところを狙ったとしても、指を曲げてしまうと指とスローパーの間に隙間ができてしまいます。そうすると指や手のひらとの摩擦がなくなってしまい、どんなに力を入れていても簡単に体が壁から離れてしまいます。

ベッタリと指と手のひらをホールドに添わせて隙間ができないように持つことがコツです。その時は手首の角度に注意しましょう。指と手のひらをスローパーにピッタリとくっつけるためには手首の固定が必要です。

スローパーをつかめたとしても手首の角度が変わってしまうとホールドとの隙間ができてしまいます。体を持ち上げる時でもホールドと手首の角度は変わらないように、肩と背中でホールドを真下に引っ張るような意識で上半身をロックしましょう。

指は開いておくのか、閉じておくのか疑問に感じるかもしれません。指を開くか閉じるかはスローパーの形とクライマーの好みによります。私の場合、まん丸のスローパーは指を開き気味にしています。一方、スローパーに少しでも平らな部分や指にかかる突起がある場合はその部分に指を乗せておきたいので指は閉じています。

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Image:Balls 03 - Climbing holds

こういったスローパーは指を開き気味にしてスローパーの奥を狙って保持します。一方で、

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Image:All NEW!!! Yucatan climbing volume | FICTION HOLDS

このような比較的、曲面がはっきりしているスローパーは指をそろえるように閉じ気味で保持しています。

 

3.重心はスローパーの真下におく

スローパーは他のホールドと違ってしっかりとつかんで体を安定させることができません。そのため、体の重心の位置取りが非常に重要になってきます。

この画像のようにスローパーの真下に潜りこむように体をもっていき、体の重心がホールドの真下に来るように体勢を保つことが重要です。スローパーを取りに行く時、頭がスローパーより常に低い位置にあるようにしましょう。

f:id:Ziddorie:20160611184004j:plainhttps://youtu.be/XMAkfZs14V8 より

理想的な体の重心の位置はスローパーの真下ですが、直前のホールドとの位置関係で理想的な位置に付くことが難しい場合があります。そういった場合は、先にフットホールドに脚を送り、スローパーの真下に潜りこむような感覚で取りに行くとよいでしょう。くれぐれも頭がスローパーより上に来ないように注意してください。

 

スローパーは急がずゆっくりと

スローパーは手だけでつかむのはとてもつらいので、脚を使ったジリジリとした重心の移動が非常に重要になってきます。スローパーをつかんでいるときって早く次のホールドに行きたくて気持ちがはやってしまいます。そういった心の焦りから、つい指を握り込んでしまったり、重心がぶれたりして落下してしまいがちです。

スローパーを持っているときは、とにかく急がず冷静に対処しましょう。特に大事なのが体の重心と手首の角度。繰り返しになりますが、重心がスローパーの真下にあり、手首の角度を固定して指と手のひらがピッタリとスローパーにくっついている時が一番安定します。

なお、スローパー課題は手首の関節を痛めやすいので注意です。手首を固定するようにして持つので、どうしても手首に負荷がかかります。無理しているとTFCC靭帯を痛めてしまう可能性があります。手首の故障を防ぐためにもスローパー課題を打ち込むときは手首サポーターを利用することをおすすめします。

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