ぽちゃではない。繰り返す、ぽちゃではない。
ぽちゃクライム!
ちょいぽちゃの女子高生、つぐみが幼馴染のあいらと高校で再会してボルダリングを始めるお話。
ボルダリングを始めてほっそりとしたあいら、ドーナツ大好きなつぐみ。そんな二人を中心にして物語が展開します。
ボルダリングを始めたらわたしも痩せるかな…という思いとあいらの強力な勧誘によってつぐみもボルダリングを始めます。
課題を登りきった時のつぐみのキラキラとした瞳や「できた!」とよろこぶ姿はとてもかわいく、そしてボルダリング経験者なら共感できることでしょう。
ただ単にボルダリングを楽しむ女の子を楽しむにも十分です。
バチバチなボルダリング描写はやや控えめですが、かわいい女の子がキャッキャやりながらボルダリングを楽しんでいるので、気楽に読めておすすめです。
ボルダリング始めた頃の「あるある」も感じられますので、気軽にボルダリングマンガを楽しむならば”ぽちゃクライム”は大変おすすめな作品になっています。
都内のあの有名店も
ぽちゃクライム!の舞台は東京近郊のどこかの女子校。場所に関しての言及はありませんが、どうして場所がわかるのかといえばこのページ。
都内のクライマーならば知っている、目白のクライマー御用達のお店、カラファテがバッチリ描かれています。
作品中でつぐみとあいらがクライミングギアをそろえるためにお買い物デートをするのですが、そこで訪れたのがカラファテというわけです。
クライミングシューズを選ぶシーンには、あの名物店長は出てきませんが、女体化したスタッフさんが出てきます。もしかしてあの人が…?
ちなみにつぐみが選んだクライミングはスカルパのオリジンのようです。
関連するマンガ
まずひとつ目がフリクションガール。音楽一筋で生きていた女子高生うららがぎゃおとボルダリングに出会って変わっていくお話。
ボルダリングのムーブやホールドの色合いがわかるくらい精緻に書き込まれています。
次にストロベリー・キャニオン。ボルダリングだけではなく、外岩やコンペなどが描かれます。
ボルダリングのムーブやクライミングウォールは大胆に省略されていますが、心理描写が非常に丁寧です。
最後にのぼる小寺さん。ボルダリング✕女子高生を最初に描いた作品といえばこれ。
ボルダリングマンガ黎明期で多少尻切れトンボなところがありますが、小寺さんは不思議かわいい。
同じみんたろう先生のひと口マンガもどうぞ。「クライミングはセックス」「オブザベーションは前戯」「セッションは乱◯」
ボルダリングジム行ったら突然変なヤツに下ネタを力説されて友達になった話 1/3 pic.twitter.com/ViQBoF7ddG
— みんたろう🐾@ぽちゃクラ連載 (@min_taroo) February 20, 2020
気軽に読めるボルダリングマンガ
百合姫という月刊誌で連載されていると言うことで女の子同士の恋愛もちょびっとえ嗅がれています。
ほかにも日常パートのかわいらしさやボルダリングパートの女の子の服装の違いとかも注目です。
ボルダリング初心者が感じる上級者同士の意味不明な会話やスラブで感じる恐怖などもよく描写されています。
それ以上にボルダリングを楽しんでいる女の子の姿が非常に魅力的。
ここまで楽しそうにボルダリング描くためには経験が必要。みんたろう先生自身もボルダリングを相当楽しんでおられるのではないでしょうか?
あと顔を描くためにクライミングウォール側から登っている人物を描いているのにも丁寧さを感じました。
最後にボルダリングを通じてダイエットしている人に朗報を。以前Fitbitという活動量計を着けて2時間ボルダリングした時の消費カロリーは600kcal以上。
ジョギング10kmくらいの消費カロリーです。
ダイエットにも使えるボルダリング。このマンガを通じて試してみるのはいかがでしょうか?つぐみのように楽しめること間違いなしですよ。
なお、つぐみはぽちゃでもちょいぽちゃでもないと思うのはわたしだけ?
記事サムネイルはamazon商品ページより引用しました。