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小さめだけど特徴はいろいろ!英国発COREホールドの紹介

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小さなホールドからクライミングウォールまで!

CORE CLIMBING

イギリスのシェフィールドに2008年にたった3人のクライマー(レオ・モーガー、スティーブン・ロイル、ティム・マーシュ)が設立したのがCORE CLIMBINGです。日本のジムでもよく見かけるホールドです。比較的小さめのホールドを多く取り揃えているので、大きなジムから小さなジムまで見かける機会は多いです。

逆にボリュームなどの大きめのホールドはあまり多く作られていません。

 

たった3人のクライマーから始まったホールドメーカーですが、今や従業員を雇用して世界各地に自らのブランドのホールドを発送するまでに大きくなりました。

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Image:公式ホームページ

COREのホールドには特徴的なロゴが含まれているので「あ、これCOREのホールドだ」って一発でわかると思いますよ!

屋号を関したCOREシリーズ

COREという屋号を冠した、このCOREシリーズ。わたしもこのホールドからCOREというホールドを知りました。COREシリーズはロゴをデカデカと配置しているので、ひと目見た瞬間に「なんだこの形?」って宣伝効果は抜群です。

 

でかでかロゴの一発目はCore Volumeです。

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Image:公式ホームページ

COREのホールドの中で最大級の大きさ。そしてデカデカと配置されたCOREのロゴの主張が激しいですね。


むしろCOREシリーズで有名なのは握りこぶしサイズのCore Hard Slopers。

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Image:公式ホームページ

 

COREといえばこのスローパーシリーズが一番に出てきます。その名の通り、スローパーにしてはかなり小さめなのに激辛スローパーホールドです。

両手で保持しにくいだけあって、片手処理が前提。重心と持ちどころを上手くコントロールできないと簡単に壁から剥がされます。

 

激辛Core Hard SlopersとそっくりなCore Roof Jugs

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Image:公式ホームページ

見た目はHard Sloperとそっくりなんですが、こちらは激甘ガバホールド。見た目は激辛スローパーと似てるのでスローパーだと思ってデッドしたらガバでびっくり!なんてこともあります。

激辛ホールドといえばこれ!

COREのホールドは小さいながらも小さいながらも死ぬほど持ちにくいホールドたちです。小さいジムでも1級や初段の課題を作るために必要なためです。


わたしが最も苦手とするCOREホールドの一つがGeo Mini Wedgesです。シンプルな三角形のホールドなのですが、各辺に配置された出っ張りが持ち感を大きく左右します。

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Image:公式ホームページ

垂壁ならまだしも、少しでも傾斜があると死ぬほど持ちにくくなる激辛ホールドです。

 

他にもピンチ持ちの練習にもってこいのGeo Pinchesだってあります。ピンチホールドの持ち方は色々ありますが、COREのホールドは厚めなので人差し指と親指の間の水かきをピッタリとホールドにつけるのがコツです。

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Image:公式ホームページ

ピンチ持ちのやり方はこちらの記事をどうぞ

www.poznen.net

 

人工的なホールドと比べて自然石っぽいホールドだって販売しています。

わたしが触ったことのあるホールドの中で印象的なのがGrit Super Slopersです。しわしわのホールドの溝に指を沿わすもよし、強引にピンチをするもよしな応用力が試されるホールドとなっています。

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Image:公式ホームページ

個人的な攻略法としてはチョークの付き方でスローパーっぽく持つのか、ピンチっぽく持つのかを判断しています。チョーク跡が一箇所で大きいならスローパー、二箇所ならばピンチというふうに判断するといいでしょう。

ホールド以外にもマットを作ります!

XCLUTはホールド以外にクライミングウォールを作っていました。同じようにCOREもホールド以外にもクライミングマットの敷設も手掛けています。

クライミングという落下を伴うスポーツなので安全なマットは不可欠です。そこに着目したのかCOREはクライミングジムへのマットの敷設を実施しています。

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Image:公式ホームページ

個人的には段差のある床置き型マットよりも品ロキのような地面に埋め込み型のほうが好みなのですが、ホールドメーカーなのにマット施工の実績があるのは珍しいですね。

小さいジムでも激辛課題を提供します

TEKNIKのように小さめのホールドを作るCOREというホールドメーカーの紹介でした。

個人経営のクライミングジムのような小さめのジムだとこういった小さいホールドたちがいい味を出してきます。大きめのボリュームだとどうしても設置場所が限られますし、課題の性質も偏ります。

 

その点、小さめのホールドだと様々な課題を作ることができます。特に小さめのスローパーやピンチは課題の特性を大きく左右するルートセッターに便利なホールドです。

小さなジムでも様々な課題を楽しめるのはこういったホールドメーカーのおかげですね。

 

日本ではマットの施工の実績はないでしょうが、いろいろなジムで見かけることができるホールドですので、クライミングジムで探してみてください。

大きなジムでも小さなジムでも見かけることができる縁の下の力持ち的なホールドですよ!

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