決まれば最高!気持ちいい!
壁でジャンプ!ランジ・ダイノ!
Image:How To Rainbow Rocket - The hardest dyno I've ever done (8a/V11) - YouTube
ランジは片手は残るけど両足がホールドから離れるジャンプ系のムーブ、ダイノは両手両足が完全に壁から離れるダイナミックなムーブです。
ダイノのやり方はこちらの記事をどうぞ
初心者のうちはランジはもちろん、ダイノなんて不可能なくらい恐怖を感じます。ホールドをつかめなければ待ち受けるのは地面への落下ですからね。そんな怖さを知っている中級者以上はムーブのダイナミックさ以上に、ダイノを敢行できるクライマーの勇敢さに心惹かれるのだと思います。
マットが敷かれたクライミングでも恐怖なのに、外岩でのランジ課題に挑戦できるクライマーは本当に尊敬します。そしていつかやりたいレインボーロケット…
上に落ちるムーブ・サイファー
Image:Power Climbing (Inspired by Louis Parkinson) Bouldering session! - YouTube
英国が生み出した転載クライマー、ベン・ムーンが考案したと言われるサイファーというムーブがあります。
足を大きく振り出した反動で体全体を持ち上げるようなムーブです。サイファーが得意なクライマー友達にに聞いてみると、サッカーボールを蹴りそこなった時に転ぶような感覚で飛び出すのだそうです。
サイファーが得意なクライマーが決めるこのムーブは空中で見えない足場をヒールフックしているような、まるで空中に浮かぶように飛んでいきます。
当然、得意不得意が大きく別れるムーブでもあります。特にサイファーはタイミングをつかむのが難しい上に使う機会が少ないのでマスターしにくいムーブです。私自身、サイファーは本当に苦手でデッドポイントと同じくらいの距離しか出ません…
足場なぞ不要・キャンパ
Image:https://youtu.be/LbsK4PUsX0U
クライミングでは足場を作って体を持ち上げるのが基本中の基本です。腕だけで体を持ち上げる事は非常に負荷の高い行為として推奨はされません。
でも足場抜きで体を持ち上げる事のできるパワーを持ったクライマーは本当にかっこいいですよね!腕の筋肉は足の筋肉より小さいので出力は小さいはずなのに、それを物ともしない潔さ。漢って感じですよね。
片手懸垂が出来るくらいの筋力と体全体の連動がないと安定しないキャンパ。いつかバシバシ決められるようになりたいものです。
柔軟性が鍵・手に足
Image:https://youtu.be/Y-ZlYhdRCfg
ダイナミックさは無いものの、要所で決められたら最高にクールなムーブです。ささっと手に足を決めて涼しい顔を決めたいムーブですね。
柔軟性をアピールしたいのなら足を切らずに手に足、パワーをアピールしたいのなら足ブラからの手に足。柔軟性がないと全然決まらないこのムーブ。さらっと決まると非常にかっこいいムーブですよね。
連続ランジ・コーディネーションランジ
Image:Epic Bouldering Motivation - YouTube
最近のボルダリング業界で欠かせないのがコーディネーションランジです。それなに?って人に簡単に説明すると連続ランジです。まるでホールドの上をニンジャのように走るようなムーブです。
ドイツのボルダリング合宿で欠かせないムーブですね。コーディネーションランジができるジムは少なくて、比較的大規模なジムで大きめのホールドを取り付けられる壁面積がないと練習すらできないムーブです。
関東圏なら品川ロッキーや荻パンなどでコーディネーションランジ課題が用意されている事が多いです。課題設定によってはコーディネーションランジ課題が無いこともあるのであしからず。
ロッキー公式instagramではコーディネーションランジが得意なクライマーをコーディネーション芸人とかクアトロランジなんて呼ばれていました。
キャンパが得意なクライマーは腕だけでコーディネーションランジをやっちゃったりします。
Image:Epic Bouldering Motivation - YouTube
お好きなムーブはどんなの?
今回紹介したムーブは動きがダイナミックでクライマーにも見ている人にも非常に見栄えするムーブです。
その分難易度は非常に高いですが、こういったムーブをいつかしたい!って人には目標になるようなムーブです。
特にランジとダイノはかっこいいですのでいつかマスターしたいですよね。まずはこの記事でマスターしちゃいましょう!