小さなものから大きなものまで
360holdsの特徴!
360holdsと言えばコンペではもちろん、クライミングジムでも必ずと言っていいほど見かける大手ホールドメーカーです!
360ホールドって?って知らない人でも、ホールドの写真を見たらピンとくるかもしれませんよ。だってすごく特徴的な形をしているから。有機的なまろーんとしたシェイプを途中でスパッと切り取ったような形。
5級くらいでセットされているホールドでも、同じホールドがちょっと角度が違うだけで2級にも初段にも化けるっているっていう、やさしい面と厳しい面を併せ持った珍しいホールド。
小さなホールドから大きなボリュームまで色んなシェイプを取り揃えた360holds!個人的お気に入りや、有名ホールドを紹介していきますよ!
特大ボリュームたち!
Image:Volume #11 – 360 Holds USA
まずは特徴的なボリューム(ハリボテ)から!球体を8分の1に分割した様なホールドです。丸っこい部分は全くホールドできませんが、直線的な部分はガッツリ指がかかります。
ガバと激辛スローパーの2面性を併せ持つ360holdsの代表的なボリュームです。
Image:Volume #14 – 360 Holds USA
球体の4分の1を切り取ってアスペクト比をいじったみたいな形。大きなものだとこのボリュームの上に立っちゃえるくらいの大きさ。あまりに大きいのでボリューム単体で使われる事が少なくて、色んなホールドがくっついていることが多いです。
Image:Volume #51 – 360 Holds USA
最近私の中で流行りなホールドがこれ!見た目はフジツボみたいな形をしていますが、大型のボリュームで1m位の大きさがあります。くぼみをホールドしてもより、トゥを書けてもよし、足場によし!ってなんでもあれなボリュームです。
コンペでは、悲しいかな、くぼみを360holdsのロゴでふたされているときが多いです。
最後に360holdsと言えばなボリューム!これ!!
Image:360holds - Volumen Nr.1, Klettergriffe, Climbing Holds von MR Climbin
デカデカとホールドメーカーのロゴ「360」が描かれたお皿を伏せたようなボリューム。意外と知られていないのですが、この「360」の部分。実はカチ持ち出来ます。激薄ホールドになりますが、「6」の部分や「0」の部分はカチピンチ出来ますし、フットホールドにもなります。
持ち方注意なホールド達
Image:Curved Tube Composition 3 – 360 Holds USA
私が初めて360holdsっていうホールドメーカーの存在を知ったホールドがこれでした。塩ビ管を縦に2つに割ったような形をしています。
5級くらいのやさしい課題だとチューブの端っこをつかめるように縦に設置されていることが多いですが、難しくなってくると横方向に設置されがちです。
Image:Lemon Screw-ons #6 – 360 Holds USA
チューブをググッと小さくしたようなホールド。太めのボールペンくらいの大きさしかない360holdsの最新作。これを使った4級が全然登れなくて私怨で紹介。
親指くらいの太さの管が壁に張り付いているような形。カチ持ちしようにも表面が丸っこくて、全然掛からない!次見たら絶対登ってやる。
最後はこのホールド!このシェイプを作ったのは、ほんとに天才的!
Image:Volume #24 – 360 Holds USA
トッポギっぽい形をした、このホールド。何がスゴイのかって言うと、この微妙な角度。ほんの数度傾いただけなんですけど、この角度によって「かかる、かからない」とか「止まる、止まらない」を左右します。
ルートセッターの腕前が試されるっていう面ではセッター泣かせなホールドかもしれませんね。
表面ザラザラ流血注意!
360ホールドに限らず、最近のホールドメーカーが作ってるホールドの表面はフリクションを増すようにザラザラ加工がされています。手や足で触る分にはいいのですが、肘や膝で擦ってしまうと簡単に流血しちゃいます。
360ホールドって白や灰色のホールドも出しているんですけど、結構な確率で血痕が付着しています…
小さなものから大きなものまで取り揃えている360holds。きっとよく行くジムにもあるはずなので、今度ジムに行った時は登って挨拶してみましょう!