クライミングシューズには人気や定番モデルが存在します。
そういうクライミングシューズはやはりクライミングジムでも使用している人も多く、たまに使っているシューズが被ってしまうことがあります。
この記事ではボルダリングジムでよく見かけるクライミングシューズを紹介していきます。
やはり大手メーカー製が大半!
クライミングシューズメーカーには2大メーカーがあります。
La Sportivaと5.10です。
その他にもScarpaやEvolvなどありますが、この2つのメーカー製のシューズを使っているクライマーはジムの半分から4分の3を占めているようです。
もちろんジムによって偏りはあるかと思いますが…では早速人気者たちを見ていきましょう!
よく見るシューズNo.1:モカシム
Image:Five Ten | Anasazi MoccAsyms Climbing Shoe
クライミングジムに行ったら必ずと言っていいほど見る定番中の定番のシューズですね。
上に紹介している画像は無印モカシムですが、ベルクロが付いたモカシムオンサイトもよく見ます。
初心者向けと言われることが多いこのモカシムですが、ボロボロになったモカシムで3級くらいの課題をスイスイと登っていく人を見るとすごくかっこいいなぁと目で追ってしまいます。
モカシムに限らず5.10のシューズは非常に色移りしやすい素材が使われているので、素足で履いてしまうと足が真っ赤になってしまうのでお気をつけて。
よく見るシューズNo.2:ソリューション
Image:La Sportiva Solution Climbing Shoe
うって変わっていきなりのハイエンドシューズです。
このソリューションを使っている人もよく見かけます。
考えるに2足目にソリューションを試す人が結構多いようです。
というのも入門シューズであるモカシムやジャッカルなどのフラットシューズの次はダウントゥとターンインのシューズに挑戦してみよう!ということらしいです。
国際的な大会でもよく見るスーパーハイエンドシューズなのでこのソリューションを履くということは登れないことを靴のせいにできないということになってしまうので、私はなかなか手が出せません…
よく見るシューズNo.3:ハイアングル
Image:Five Ten | Hiangle Men's Climbing Shoe - Grey/Aqua
またしてもハイエンドシューズです。
ソリューションと同じくらい履いている人が多いクライミングシューズです。
ハイアングルに使われているソール(Stealth)がLa Sportivaのもとの比べてグリップが良く効くということで好んで履く人も多いようです。
5.10のソールを使いたいがためにLa SportivaのシューズをリソールするときにStealthのソールを指定する人もいるくらいです。
最近メディアの露出も増えてきた楢崎智亜選手もこのシューズを使用しています。
やはり登れないことをシューズのせいにできないプロユースのシューズです。
よく見るシューズNo.4:ローグ
Image:Five Ten | Rogue VCS Climbing Shoe
見た目はハイアングルとちょっと似ています。
でもこちらはエントリーモデルの色が強いです。
ターンインも少なく、フラットなソールなので初心者にもおすすめされています。
ローグには女性向けモデルも用意されているのでモカシム以外の選択しとして女性クライマーが使用しているのかもしれませんね。
ベルクロタイプで着脱もし易いので痛くなったらすぐ脱げるというのもポイントが高いですね。
モカシムと同じく、エントリーモデルですが4級以上の課題でも戦える長く付き合えるシューズと言えるでしょう。
よく見るシューズNo.5:スクァマ
Image:La Sportiva Skwama Climbing Shoe
ここで最新シューズ!La Sportivaがリリースしている最新のシューズがこのスクァマです。
S-Heelと呼ばれる剛性の高いヒールフックや型くずれしにくいP3システムを搭載している文句なしの最先端シューズです。
実際に土踏まず部分を見てみると若干エッジが削り込まれていてちょっとNo Edgeっぽくなっているという最早全部盛りとも言えるシューズですね。
このスクァマ、今年リリースされたばかりなのにジムでよく見るということはよっぽど売れているということです。
以前、ショップの店員さんに聞いてみたら「スクァマの在庫1週間もったことがない」というほどの売れっぷり。
来年の新モデルには同じS-Heelを搭載したレースアップのKatakiがリリースされるそうなので、そちらもどれだけ人気ものになるのか楽しみです!
ついついジムでシューズを見てしまう…
いろいろなシューズが発売されているとは言え、やはり定番モデルをよく見かけます。
もともとクライミングシューズ業界もかなり狭めなので偏りは仕方ないのかもしれませんね。
最近不思議なのが一時期すごく見かけていたパイソンをなかなか見かけなくなったということです。
数年前まではジムには何人かパイソンを使っている人が居たのですが、いまはフューチュラや先にあげたスクァマを使っている人が多いようです。
ちなみに私が使っているシューズは上に紹介したシューズの中にはありません。
自分が登れなかった課題を別の人が同じシューズで登っているのを見るとすごく悔しいというしょうもない理由でちょっとマイナーなシューズを使っています…