ボルダリングジムに初めて行った場合、スタッフの方からボルダリングのルールを教わります。
ボルダリングのルールはオセロのルールと同じくらい簡単で覚えやすいものですが、意外と忘れがちだったり、教えてもらえないことを備忘録的な感じで紹介していきます。
最初と最後は両手でつかむ
これはボルダリングのルールの基本中の基本ですね。
両手でスタートホールドを掴んで体がマットから離れたら、クライミング開始です。
課題によっては右手と左手のホールドが別々の場合もあります。
そういう場合、スタートホールドに「S右」とか「S左」と書かれているので、両方のホールドを掴んでからスタートです。
なお、多くの場合はゴールホールドは一つです。
ジムによっては壁の一番上を掴んだらゴール、といった場合もあります。
ちなみにボルダリングのルールではゴールホールドを「両手で保持」できたら完登とみなされます。だいたい2秒掴んだまま静止できたら保持としてみなされます。
要するに、ゴールホールドをちょんと触ったくらいでは公式大会では完登としてみなされないわけですね。
よくコンペ動画でクライマーがゴールした後に観客席の方をちらっと見ているのは審判がOKしているかどうか確認しているためです。
壁は触ってもOK!
意外と教えてくれないのがホールドがついていない壁はいくら触ってもOKだということです。
「壁なんか触ったところでなんの得にもならないよ!」と思われるかもしれませんが、課題が難しくなってくるとこの「壁を触る」というテクニックが必須になります。
手を壁に当てながらバランスを取るのももちろんですが、「スメアリング」というテクニックに用います。
※Smear(スメア)とは「なすりつける、塗りつける」の意味で、Snear(スネア)だと「罠、落とし穴」という意味なってしまいますのでご注意を。
これはクライミングシューズと壁をこすりつけ、摩擦力で体を安定させるテクニックです。
こういう壁の跡はスメアリングで体を安定させながらムーブを行った形跡です。
壁の端っこはつかんじゃダメ!
壁を触ってもいいとは書きましたが、壁の端っこを掴んでしまうのは反則です。
壁の端は一つのホールドとしてみなされており、壁の端っこをつかむことを「カンテ」と呼びます。
つまり、指定されていないホールドを使ってしまうことになるので注意が必要です。
ルールを守って楽しいボルダリングを!
ボルダリングはシンプルなスポーツでルールも多くなく、誰でもすぐに楽しめるスポーツですが、最低限のルールを押さえて楽しいボルダリングの時間を過ごしてください!
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