テニスやフィギュアスケートはてはセーリングまで、男女混合ペアの競技は様々な物があります。
例に漏れず、ボルダリングにもペアクライムという種目?があります。
非常に珍しいので紹介していきます。
ペアクライムとは協力して一つの課題を登ること!
ペアクライムとは同じ課題を同時に登るスピードクライムの様な競技ではありません。
2人が協力して一つの課題に同時に取り組みます。
最初は片手を繋いだ状態からスタート、ゴールはペアのどちらかがゴールマッチすれば完登とみなされるようです。
※正式な競技ではないのでルールも曖昧なようです。
まずスタートからして、普通のボルダリングの課題とはかけ離れていますよね。
2人が手を繋いでいないとスタートすらできない様に課題が設定されています。
Chris Sharma, Alex Puccio, and others climb the "Friend" Problem at Momentum Lehi - YouTube
課題作りも左右対称に作られていて、とても特徴的です。
ペアクライムは壁に張り付いている間ずっと手を繋いでいる必要はなく、途中ソロクライムになる所も用意されています。
ですが、核心は一人では登れないようになっていて、必ずクライマー同士が手を繋がないと登れないようになっています。
今回の核心はゴールマッチのようです。
片方のクライマーがもう一人のクライマーの腕を引っ張るようにしてデッドの距離を伸ばすような設計になっています。
Chris Sharma, Alex Puccio, and others climb the "Friend" Problem at Momentum Lehi - YouTube
この課題の完登ペアは誰だ?!
このペアクライムの課題の完登ペアの一組にとんでもないチートペアがいました。
そのペアがクリス・シャーマとアレックス・パッチシオです。
クリス・シャーマは5.15bの最難課題を世界ではじめて登ったり、V15(5段+レベル)を完登したりする伝説的クライマーです。
そのシャーマのペアになったのがアレックス・パッチシオです。
彼女は6年間でクライミングの世界大会レベルのメダルをゴールド1つを含む13個も獲得したクライマーです。
そんな2人がペアを組んだのだから最強ペアの出来上がりです。
テニスで言うとアンディ・マリーとセリーナ・ウィリアムズがペアを組んだようなものです。
完登の瞬間がこちら
Chris Sharma, Alex Puccio, and others climb the "Friend" Problem at Momentum Lehi - YouTube
アレックスくん、君が引っ張るんかい。
体重75キロのクリス・シャーマのサポートをこなす57キロのアレックス・パッチシオ…
身長の問題もあるのかもしれませんが、普通逆ですよね…
彼女のパワークライムはこういった所でも遺憾なく発揮されるようです。
今回紹介した動画
www.youtube.com今回紹介した動画はこちらです。
通常のボルダリングのコンペとは違って、すこし穏やかな雰囲気がするのはペアクライム競技の持つ特徴なのでしょうか。