ボルダリングで最も酷使されるのが「指」。そして指にある「爪」です。ボルダリングでは長い爪はダメ!と言われているのですが、どれ位の爪の長さが良いのでしょうか?
爪が長いのはダメだけど…
今でも思い出せますが、始めてボルダリングジムに行く前に爪をかなり短く切って失敗したなぁ…ってことです。
爪が長いのはもちろん危険です。今まで爪が剥がれたってくらいのケガをしたことはないのですが、爪が長い状態でボルダリングをやると爪が欠けたり、割れたりします。これは何度か経験したことあります。
でも短すぎるのも考えものです。というのも初めてボルダリングに行く朝に爪切りしたら深爪すぎて逆に指先が痛くなってしまったのです。
だから爪は短ければ良い!って訳ではなく、数ミリ程度白い部分があったほうが良いのだな!と身を持って経験しました。
ベストは爪切り持参!
爪をいたわりたいし傷も付けたくない…って人はたくさんいると思います。ボルダリングでは、どれ位の爪の長さが良いのかってわかんないですよね。
だからボルダリングをしてみて爪が気になるなら現地で切っちゃえ!と割り切って爪切りを持っていくのが一番安心です。
もちろん指の腹側からみて爪がガッツリ見えているのは伸びすぎですので前もって切っておきましょう。でも数ミリ見えるくらいなら案外気になりません。
でもボルダリングをやったことがないと「この爪の長さでも良いのかなぁ…?」って思うと思うんです。だから安心なのはジムで違和感を感じたら現地で調整することなんです。
壁やホールドと爪が擦れて気持ち悪いなぁ…って時はちょこっと切れば良いんです!もちろんジムにも爪切りはありますが、誰が使ったか分からないチョークまみれの爪切りを使うのは結構なハードルだと思うんです。
だからこそ爪の長さに迷っている人ほど、お家で使っているを持っていく事をおすすめします。
実際どれ位がギリギリOKのラインなの?
数ミリ伸びててもOKなんて言われてもちょっとピンとこないかもしれませんので、私がボルダリングする時の爪の長さを写真で紹介します。
多少これより長くてもボルダリングは出来ますが、壁やホールドをザリッと擦って嫌な感じがしだすギリギリの長さだと思ってください。
これ以上伸びてくると流石にボルダリングは快適にできません。特に薄くて小さいホールドを処理する4級以上の課題だと、ホールドをつかんだ時に「ザリッ…」と壁を削る爪の感触がして気持ち悪いです。
見落としがち!足の爪!
ボルダリングで爪と言えば手の爪を一番に心配しますが、人によっては手よりも足の爪のほうを心配したほうが良い場合もあります。
ボルダリングに使うクライミングシューズは実際の足の大きさより小さめのサイズを使います。つまり足の指がギュギュッと曲げられた状態でクライミングをすることになるんです。
そんなクライミングシューズを履く時に足の爪の指が伸びていたら、隣接する指の側面に爪が突き刺さってすごく痛いです。
足の指の側面は普段の歩行で鍛えられない部分なので、薄皮も育っていないのでダイレクトに爪が突き刺さります。すごく痛いです。
足の爪は深爪しすぎると巻き爪などの障害を引き起こす可能性もあるので余り深く切りすぎるのはおすすめしません。もしどうしても不安なら足の人差し指と薬指にテーピングしましょう。
そうすれば隣接する指の爪が足の指に突き刺さらずに痛みのないクライミングが楽しめます。とはいえ初めてのボルダリングでは攻めた(すごく小さい)レンタルシューズを履くことはマレだと思うので「足の指が痛い!」って時はレンタルシューズの交換をスタッフさんにお願いしましょう。
「ちょっと小さすぎたんですけど…」と言えば普通は追加費用無しで交換してくれます。
※レンタルシューズの交換で追加費用を請求しているジムを私は見たことありませんが、全国500店舗もあるジムの何処かでは追加費用を請求されるかもしれませんので、あしからずご了承ください。
爪にダメージ!どうしよう…
ボルダリングにハマり始めて陥るのが爪のトラブルです。私も爪が破れたとか剥がれたとかの重症は無いのですが、爪の先が欠けたとか、ちょっと割れたとかは何度か経験しています。
爪が欠けたところに服の端っことかが引っかかると地味に痛いですよね。ささくれが出来たときみたいです。足の爪が割れた時は靴下を履くのが恐怖でした。引っかかったらバリ!っていくんじゃないかって…
そんな時すごく活躍したのがサカムケアなどの接着剤タイプの絆創膏です。
これってすごく便利なので爪が割れた時はサカムケアを買いましょう。
サカムケアは瞬間接着剤のような働きをするので割れた爪をしっかりと接着してくれます。しかも1週間に1度も塗っていれば完璧に繋がった爪が復活します。
しかもその間は服との引っ掛かりによる痛みとは無縁です。きちんとサカムケアを塗っていれば痛みの少ない爪の回復が出来るでしょう。
不安なら爪切りは持っていこう
どうしても爪の長さに不安が残るのなら、爪を切らずにボルダリングジムに行きましょう。そしてホールドをつかんでザリザリする感覚があればジムで爪を切れば良いんです。
もちろんジムスタッフさんに訪ねたら爪切りを貸してくれますが、さっき書いたみたいに誰が使ったか分からない爪切りを借りるのは抵抗あると思うんです。だから普段使っている爪切りを持っていきましょう。
そうれば指先やつま先の不安と無縁な楽しいクライミングを楽しめますよ!