ベルクロタイプの特徴!
La Sportiva:カタナ
「刀」の文字がヒールカップに刻まれたシューズ。2方向から締め付けるように設置されたベルクロがよりタイトなフィット感を出すと言われています。きついターンインやダウントゥとは無縁なので長く履いていても平気なのがうれしいですよね。
シューズのできとしてもよくてシューレース(靴紐)タイプもあるくらいの定番モデル。意外とジムでは見かけません。モカシムにシェアを奪われているのかな?
5.10:ローグ
Five Ten | Rogue VCS Men's Climbing Shoe - Blue/Charcoal
度々このクライミングシューズを紹介していますが、大きめのジムでは必ずと行っていいほどよく見るこのシューズ。カタナと同じくターンインやダウントゥが少なく着脱も楽ちんで長く履いていても足が痛くなりにくいのが嬉しいエントリーシューズ。
足が小さい人向けにレディースモデルも用意されているのでどんな足型にもフィットすることでしょう。ちょっと固めのソールがホールドへの乗り込みを助けてくれます。
イボルブ:クロノス
遠くから見たら一瞬シャーマンにも見えるクロノス。ベルクロ2本での締め付けは普通ですが、足の甲側のベルクロはストラップに付いていて、ストラップが足の甲を包み込むようにフィットします。また、重装備なイボルブらしくベロ部分は肉厚なクッション素材が使われていました。
La Sportiva:ミウラーvs
97年発売以来、細かいモデルチェンジをはさみながら売れ続けているミウラー。そのベルクロタイプがこのシューズです。ミウラー無印はシューレースタイプですが、着脱がちょっと…ってニーズに答える形で登場しました。3本のベルクロベルトが左右からぎっちりと締め付けます。
しっかりとホールドに乗り込めるので、今まではランジやダイノで飛びつくように取っていたホールドがスタティックに取れるようになる…ということを知り、今度はミウラー買ってみようかなぁ…
スカルパ:ブースターS
左右から締め付けるタイプのベルクロってだけじゃありません。TRI-テンションと呼ばれる足のアーチを補助する働きを持った黄色いラバーでギリギリの体勢まで足を残せるのが特徴です。なかなかのターンインとダウントゥで上級モデルです。
トゥまで覆うラバーで足技はこの靴におまかせして大丈夫そうですね。ただしダウントゥのきついシューズで高い位置のヒールフックを決めると高確率で脛や足裏がつってしまうので、攻めすぎサイズにご注意下さい。
みんな使えるベルクロシューズ
ボルダリングジムのレンタルシューズはほぼベルクロです。なぜなら一番多くの人の形、サイズに合わせやすいから。だからといってベルクロ=初心者向けということではなく、ブースターSのように上級者向けのシューズだってある、クライマーみんなが使えるベルクロシューズです。