クライミングシューズは長く使っているとチョークやソールの削れカスなどでどんどん汚れていってしまいます。
特に裸足でクライミングシューズを履いている人は汚れ以前に臭いが気になるという人もいるかと思います。
そんな時は思い切って洗濯してみるのはいかがでしょうか?
洗濯前の注意点!シャンクは紙製?
クライミングシューズを洗う前に注意すべきことが一つあります。
それはクライミングシューズの内部にあるシャンクと言われる素材は何?ということです。
シャンクはクライミングシューズの剛性を持たせるために、ソール内部に縫い込まれています。
最近のシャンクは樹脂製のものが多いようですが、紙製のシャンクもあるようです。
紙製のシャンクのものを水につけてしまうとスピードスター以上のクニャクニャシューズになってしまいます。
ですので紙製のシャンクが使われている可能性があるクライミングシューズは選択しないほうが良いでしょう。
スポルティバのクライミングシューズはプラスチック製のものが多いようです。
少なくともミウラとパイソン、スピードスターは洗濯しても大丈夫でした。
気になる人は選択する前に「クライミングシューズ名 シャンク」などで検索してみて情報を集めてみましょう。
クライミングシューズの洗濯方法!
これは人によるところが多いかもしれませんが、私の例を紹介します。
まずはバケツや洗面器に40度位のぬるま湯を溜めます。(私の場合、バケツを持っていなかったので、洗面台にお湯を溜めました。)
その後、中性洗剤を流し込み十分に溶かします。
そして、いよいよクライミングシューズを投入します。思い切り良く行きましょう、どーんと。
投入して20分くらいは放置しましょう。
そうすると、クライミングシューズの色素が浮き出てきます。
色落ちするかとおもいきやそんなことはありませんでした。
パイソンだけかもしれませんが結構なオレンジ色の水になりました。
浸け置きした後は汚れた部分に応じてたわし磨いたり、雑巾で拭き取ったりしましょう。
私の経験上、たわしでゴシゴシするのは良くありませんでした。
シューズの皮がゴワゴワになっちゃいます。
後は最初と同じ様に40度位の温水で泡をすすぎます。
水ですすぐだけだとシューズの皮がバリバリに固くなってしまうので、すすいだ後にリンスを溶いた温水に20分位浸けおきましょう。
水をよく切った後、陰干しで24時間以上乾燥させると新品同様の輝きを取り戻したシューズが誕生します…!
洗濯ビフォー・アフター
クライミングシューズを洗濯したビフォー・アフターを比べてみましょう。
洗濯する前がこちら。
チョークやソールの削れカスで全体的にくすんでいますね…
そして選択後の姿がこちら!
新品同様!ピッカピカです!
ソールの汚れもなくなってスメアリングもばっちり効きます!
まるでおろしたてのシューズの様な感覚です。
洗濯の頻度はどれ位?
クライミングシューズは選択することを前提にデザインされていないでしょう。
あまり頻繁に洗濯をしていたら大事なクライミングシューズの寿命を縮めかねないでしょう。
頻度的には半年に1回か1年に1回くらいがちょうどいいのではないでしょうか?
クライミングシューズを洗濯するとぴっかぴかになってクライミングのモチベーションが上がるので、新しい課題が落とせなくなったくらいに気分転換にクライミングシューズを綺麗にしておくのも良いかもしれませんね!