今日は2017年5月10日。ということで5.10(ファイブテン)のおすすめシューズを紹介していきます。そしてファイブテンは2017年にシンセティックという現行モデルのアップグレードモデルの発売を予定しています。一体どんなものになるのか、ちょっとだけ見ていきます。
そも5.10とは?
ファイブテンは1985年にアメリカ・カリフォルニアで誕生しました。実は5.10はクライミングシューズオンリーというわけではなくマウンテンバイク用のシューズやアパレル、クラッシュパッドなど幅広い商品展開をしています。
ファイブテンを有名たらしめたのがそのソールですね。クライマーにはおなじみのStealthソールです。このソールが使われているシューズを使いたいがためにファイブテンのシューズを使い続けるクライマーもいるくらいです。
外岩でもクライミングジムでも5.10のシューズを見ない日はないといえるくらいのメジャーなクライミングウェア総合メーカーです。
おすすめシューズの紹介!
ではおすすめシューズの紹介をしていきましょう!ファイブテンはクライミング初心者の人から世界大会で活躍する選手が履くようなシューズまで手がけているので、本当に幅広いクライマーにおすすめできるシューズがそろっています!
モカシム
ジムで必ず見かけるクライミングシューズと言えばこれ!ファイブテンの超有名代表モデルです。ほとんどの人の足形にフィットすると言われていて、最初の1足目シューズとしても有名です。でもエントリーシューズと侮るなかれ。クセのないフラットなソールは足裏感覚が良く、フットワークを向上したい中級クライマー、上級クライマーも使っているくらいです。
3級はもちろん、2級くらいまで付き合える非常にコストパフォーマンスが高いシューズです。ソールはステルスC4で、トップモデルハイアングルと同じソールを使っています。
ローグ
モカシムほどではないけれど、ジムでよく見るシューズです。ローグはモカシムと比べてちょっとだけ硬めで初心者にありがちな足裏の筋肉が発達していなくて小さいホールドに乗れない!って人を助けてくれるシューズです。硬さを活かしてエッジングの練習をするもよし、ベタッとスメアリングを試してみるもよしなオールラウンダーなシューズです。
モカシムと比べて使っている人が少ないですが、4級・3級くらいの課題でもこのシューズを使っている人を見ます。こちらのソールもステルスC4。モカシムと違ってベルクロで履きやすいのとレースアップモデルもあるのでお好きなモデルをどうぞ。
ハイアングル
楢崎智亜愛用シューズなこのハイアングル。文句なしにトップモデル。硬めのソールだからエッジングはもちろん、硬いシューズが苦手とも思われるスメアリングもこなせるなんでもござれの優等生。最近はスポルティバのソリューションよりよく見るかもしれません。
使っているうちにちょっとずつ柔らかくなってくるということで外岩用とジム用の2足をローテしている人もいるくらいです。ソールはもちろんステルスC4。フリクションならおまかせあれ。
ちなみに楢崎智亜選手の最近のお気に入りのシューズはスカルパ・インスティンクトVSRらしいです。シューズの色使いはとても似ています…
Team VXi
履く前に驚くであろうシューズ。お店で見かけたら是非手にとって見て下さい。その軽さに思わずニンマリ。そしてそのソールの粘っこさに更にニンマリの二度ビックリなシューズです。重さはわずか140グラム。Lサイズの卵2つ分です。見た目がちょっとスピードスターに似ていますが、柔らかさ・軽さはVXiの方が上でしょう。
このシューズのために開発されたソールはステルスMi6。薄くて滑らなくて足裏の感覚も素晴らしいと三拍子そろったこのシューズ。値段も結構いい値段!
2017年モデルのキーワードはシンセティック
ローグ・モカシム・ハイアングルのシリーズは2017年にモデルチェンジが予定されています。実はハイアングルなんかも微妙にカラーリングが変わっていたりしたのですが、今回のモデルチェンジはシューズの素材が主に変わるようです。
現状のモデルはスエードレザーが使用されていますが、新モデルはシンセティックレザーが使用されるとのことです。アッパー素材が変わればカラーリングはもちろん、シューズの剛性や重量も変わってきます。なお、このシンセティックレザーはクラレのクラリーノのレザーだとされています。スエードレザーと比べて丈夫にできているので型くずれせずにシューズの性能を長い間保つことができるでしょう。
素材とカラーリング変更のマイナーチェンジかぁ…とがっかりしてはいけません。特にモカシムは特有の伸びやすさがシンセティックレザーになることでどれだけ改善されるかが楽しみです。あと、ファイブテン特有の色移りしまくる革からも脱却されていたらなおうれしいですね。
気になる発売日は2017年9月以降とのこと。日本での発売はいつになるのでしょうか…?