強くあるためには家トレ必須
フィンガーボード設置問題
ボルダリングを初めてしばらく経つと欲しくなるのがマイシューズとお家でのトレーニング環境。お手軽なグリップセイバーや腹筋ローラー、プッシュアップバーなんかも良いんですけど、やっぱり本格的にトレーニングするんだったらフィンガーボードが有効です。
ボルダリングやクライミングで重要なのが指を曲げた状態を維持する保持力と、体を持ち上げる上半身の力。この2つの力を効率的に鍛えられるのが指で懸垂なんですけど、この2つを一気に鍛えられるのがフィンガーボード(トレーニングボード)なんです。でもやっぱりフィンガーボードって設置が大変なんです。
特に賃貸住宅に住んでいる人。壁に大穴を空けるわけにはいきませんし、石膏ボード何かの壁に敷金グッバイ覚悟で穴をあけたところで強度が足りずに、でかい穴が空いただけ…なんてことにもなりかねません。
でも工夫をすれば3つの方法でフィンガーボードを取り付ける事ができます。お家の形状や設置したい場所に応じてお好きな方法を選んで設置してみてください!
※私はこの方法で設置していて、ケガしたとか家にダメージを与えたってことはありませんでしたが、どんな場合でも大丈夫とは保証できかねます。安全に注意して自己責任で設置をお願い致します。
フィンガーボードのおすすめ!
フィンガーボードを設置したいけど、どんなものがいいのか…って人にむけた記事がこちらです。他に興味があるフィンガーボードがある…って人は持ちやすいガバがあるフィンガーボードを選んでくださいね!
ハードすぎるフィンガーボードを買ってしまって、結局使わなくなってしまった…ってのが一番もったいないですから…おすすめはMoonのファットボーイ。私も使っていますが、軽量でガバもちょっとしたカチもある長く使えるフィンガーボードです。
フィンガーボードを選んだ所で、さっそくフィンガーボードを設置する方法を選んでいきましょう!
ドアフレーム利用法
お手軽度:★★★★★
安心感:★★☆☆☆
設置費用:★★★☆☆
まず最初に紹介するのがこのドアフレーム利用法です。ドアフレームの上の出っ張りにフィンガーボードをネジ止めした板を引っ掛けて、板が落ちてこないように対面の壁に強力な突っ張り棒で固定するっていうやり方です。詳しくはこの記事を参照してみてください。
私の自宅のドアフレームはこれくらいの出っ張りしかありませんでしたが、キャンパシングなんかしない限り大丈夫でした。約10㍉程度の引っ掛かりしかありません。
耐荷重50kgの突っ張り棒を2つ使用しているとは言え、こんな小さな引っ掛かりで懸垂するのって最初はかなり恐怖を感じました。恐る恐る体重を預けてみると…あれ?!びくともしない!突っ張り棒でフィンガーボードを固定している訳ではなく、荷重がドアフレームに逃げているので想像以上に頑丈に設置できるようです。
ちなみに使った強力突っ張り棒はこれ↓
設置にかかる費用はフィンガーボードを固定する30mmほどの板と木ネジ、突っ張り棒2本ということで、フィンガーボードに加えて3,000円もあれば設置できてしまうお手軽さが魅力ですね。
ディアウォール利用法
お手軽度:★★☆☆☆
安心感:★★★★☆
設置費用:★★★★☆
現在私がフィンガーボードを設置している方法が、このディアウォール利用法によるものです。設置には時間と手間がかかりますが安心感は抜群で安心してトレーニングが出来ます。設置の詳しい方法はこちらからどうぞ。
ディアウォールってなに?って人向けに簡単に説明すると2x4という規格化された木材の上下にアタッチメントをつけることで簡易的な柱にしてしまうっていう商品です。このディアウォール利用法では2本の柱を作って、その間にトレーニングボードを設置しています。
ディアウォールってこういう製品です↓youtubeにも設置方法の紹介動画があったので併せて紹介します。
難点としては設置が結構大変だって所と設置費用が高くつくって所ですね。まず必要なものがディアウォール2セットと2x4木材。ディアウォールは1000円以下で入手できますが、2x4木材は地面から天井までの長さが必要なので2本で2000円程度かかります。設置費用はフィンガーボードに加えて5000円程度といったところでしょうか。
懸垂ラック利用法
お手軽度:★★★☆☆
安心感:★★★★★
設置費用:★★★★☆
最後に既成商品を使っちゃえっていう作戦です。クライマー友人にこういう設置方法をとっている人もいます。なんと言っても安心感がスゴイ。懸垂以外にもディップスが出来るのは非常に魅力的。
デメリットとしては設置場所が大きく、居住空間の圧迫になってしまうって所ですね。また、フィンガーボードの設置方法が複雑になり、簡単に設置しようとすると吊り輪タイプのフィンガーボードしか取り付けられないってことにもなってしまいます。
費用と場所の件を差し引いてもこの安心感は他の設置方法とくらべても段違いなので心配症な人は懸垂ラックでの設置をおすすめします。設置費用は懸垂ラックだけで約8000円。
強い人はみんなやってた
クライマー仲間、特に時間が自由に取れないリーマンクライマーなのに段クライマーの人に聞いてみると大体の人がこういったお家トレーニングの環境を整備していました。「忙しいくてジムに行けない時は家トレしてる」ってことでした。
一番のトレーニングはジムに行ってボルダリングをすることですが、なかなか時間が取れないって時のために家トレの環境を作っておくのはいかがでしょうか?ジムに行けないときでも強さ維持の一助になると思いますよ!