ボルダリングに挑戦するあなたの背中をポンと押したい。

自宅で強くなれ!ボルダリング用トレーニングボートまとめ

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お家トレーニングならこれ!

自宅でも強くなれるトレーニングとは?

自宅のトレーニングで一番実践的なのがトレーニングボードを使ったトレーニングです。トレーニングボードとは壁に取り付けて使用する、いろいろな凸凹がついた大きな一枚の板のようなホールドです。このトレーニングボードでガバ、ピンチ、カチ、スローパーと様々なホールドの訓練をすることが出来ます。この記事ではトレーニングボードのおすすめを紹介していきます!

「ちょっと待って!うち、賃貸なんだけど!壁に穴開けられないんだけど!」という人も大丈夫。こちらの記事では賃貸物件でも壁に傷をつけずにトレーニングボードを取り付ける方法を2種類紹介しています。

www.poznen.net

個人的にはこちらがおすすめな取付方法です。ディアウォールという突っ張り棒のような器具を使ってトレーニングボードを取り付けます。私もこの取り付け方法でトレーニングをしています。

www.poznen.net取付方法も押さえたところで、おすすめのトレーニングボードを見ていきましょう。

 

Metolius(メトリウス)

最初は定番中の定番、Metolius(メトリウス)です。Metoliusはクライミングホールドやトレーニングギアを幅広く取り扱っている老舗メーカーです。

The Simulator Training Board

Metoliusで有名なトレーニングボードといえばこれ「シミュレータボード」です。

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Image:http://www.metoliusclimbing.com/simulator.html

大型のトレーニングボードです。持ち手のいいガバが3つ、その間にスローパーがあり豊富なポケット、カチが魅力です。amazonでも売られているので比較的購入しやすいでしょう。

注意なのが肉厚ゆえ非常に重たいということです。また大型のトレーニングボードなので配置できる場所が限られてしまいます。その分、トレーニング効果は非常に高く、様々なホールドで効率的にトレーニングすることができるでしょう。

The Project Training Board

先ほどのシミュレータを小型化したタイプのトレーニングボード「プロジェクトボード」です。

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Image:http://www.metoliusclimbing.com/project-board.html

持ちのいいガバを2つ装備し、そのあいだはスローパーとして使えるなめらかな面を備えているトレーニングボードです。小型ゆえに配置する場所を選ばないというところがいいですね。小型ですが、サイズの割にたくさんのホールドを備えています。

Rock Rings

最後に紹介するMetoliusのトレーニングボードはRock Ringsです。

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Image:http://www.metoliusclimbing.com/rock_rings.html

こちらは板に取り付ける様なものではなく、鉄棒などに結びつけるタイプのトレーニングボードです。板に固定されず、プルプルとホールドが揺れるので細かな筋肉が刺激され効率的なトレーニングができるでしょう。一方、ホールドの種類が少ないのが難点です。もし板に取り付けたいのであればネジ穴も開いているという親切設計です。

 

So iLL

ド派手なホールドで有名なメーカー、So iLLです。特徴的な蛍光グリーンのホールドで特に有名で、トレーニングボードを発売しています。最近はクライミングシューズだって売り出しています。

Iron Palm

ひときわ目を引くスローパーホールドを有したアイロンパームです。

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Image:http://soillholds.com/collections/hangboards/products/iron-palm

このトレーニングボードの特徴として何より目立つ丸いスローパーでしょう。ここまで実戦的なスローパーを持っているトレーニングボードはアイロンパームくらいでしょう。ほかにもピンチホールドを持っているなど他のメーカーにない特徴を持っています。

Boost Board

これでもかっ!ってほどにポケットを装備したトレーニングボードです。

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Image:http://soillholds.com/collections/hangboards/products/boost-board

指を強化したければポケットで鍛えろ!と主張しているトレーニングボードです。
上面にガバを持っているとはいえ初心者にはおすすめしづらいかもしれません。

Big Blister

So iLLで最もおすすめのトレーニングボードBig Blisterです。

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Image:http://soillholds.com/collections/hangboards/products/big-blister

大きなガバ、程よいポケット、鍛えられそうなカチをすべてそろえているBig Blisterです。So iLLのトレーニングボードで迷っている人はこのボードを選べは問題無いでしょう。So iLLのトレーニングは木製のものも用意されています。お部屋に馴染むナチュラルカラーですが、お値段が2〜3割ほどお高くなっています。

MOON

伝説的クライマーBen MoonがプロデュースするメーカーMoonのトレーニングボードです。Less is More 少ないことはいいことだをモットーにするホールドメーカーです。

Moon Fingerboard

ほかのホールドとくらべて圧倒的にシンプルです。

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Image:Moon Fingerboard - Training Equipment - Gear

 このトレーニングボードの注意点として、初心者に全く向かないということです。
めちゃくちゃに薄いカチ、これでガバ!?というようなホールドしかありません。

ボルダリングを始めたての方は避けたほうが無難でしょう。少なくとも3級以上を登れるクライマー向けのトレーニングボードです。

Moon Phat Boy Fingerboard

上記のMoon Fingerboardの初心者向けのフィンガーボードです。持ちのいいガバ、深めのポケットを持っていておすすめです。

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Image:Phat Boy Fingerboard - Training Equipment - Gear

私が愛用してるトレーニングボードはこのPhat Boyです。非常に軽量に作られており、取り付けやすいというメリットもあります。

BeastMaker

最後は本場英国から。その名もBeastMakerです。一つ一つ手作り仕上げの安心設計。全部木製なので指皮にもやさしいです。

BeastMaker 1000 series

初心者から中級者までにお勧めの1000シリーズです。豊富なポケットとガバ、何よりスローパーがあるのが実戦的ですね。

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Image:Beastmaker 1000 Series | beastmaker

最上段の両端がガバ、その間がスローパーです。中段に深めのポケット、下段に浅めのポケットが配置されています。

BeastMaker Series 2000

BeastMakerの超有名トレーニングボードであるSeries2000です。このSeries2000は有名クライマーのトレーニング動画にも出てくるくらい、トップクライマーの間で愛用されています。このトレーニングボードのスローパーで何秒耐えれるかがクライマーの強さの基準となるくらい有名なトレーニングボードです。

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Image:Beastmaker 2000 Series | beastmaker

極悪スローパーをこれでもかと配置した最上段、両端のスローパーなんてどこをつかむんだ!?ってくらいに悪いです。また、Series1000にはなかったシングルフィンガーポケットも配置され、上級者以外お断りの激辛トレーニングボードです。

トレーニングの基本は”懸垂”!

これからボルダリングに強くなろう!という人に注意なのですが、強くなる伸びしろを考えて最初から難し目のトレーニングボード選ばないほうが良いでしょう。特にMoon Finger BoardやBeastMaker Series 2000は3級以上の課題を戦えるようになってから購入することをおすすめします。

その理由はトレーニングボードのホールドが悪すぎてトレーニングにならないためです。初心者のうちは無理ない体勢で懸垂ができるボード選びをおすすめします。
おすすめはMetriousのシュミレーターボードやプロジェクトボード、SoILLのBig Brister、MoonのPhat Boyです。

これらのトレーニングボードでまずは何回懸垂ができるかどうかトレーニングしてみましょう。持ちやすいホールドで懸垂ができるようになったら少しずつ持ちにくいホールドに変えてみたり、10秒ぶら下がって懸垂を3回やるなどのトレーニングメニューを試してみましょう。

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