ボルダリングやクライミングはわざわざジムに行かないとトレーニング出来ないのが不便ですよね。
クライミングのオフトレとして腕立てや腹筋、体幹トレーニングなどがありますが、どうせやるならクライミングに即したトレーニングをやっておきたいものです。
フィンガーボードを購入しよう!
そういう人のためにトレーニングボード(フィンガーボード)というものがあります。
これはいろいろな凸凹がついた大きな一枚の板のようなホールドで、これ一枚でガバ、ピンチ、カチ、スローパーと様々なホールドの訓練をすることが出来ます。
しかし、残念ながら取り付けには木ねじで壁に穴を開けなければいけません。
持ち家ならともかく、賃貸物件にはネジ穴は開けられません。
懸垂ラックなどに取り付ける方法もありますが、懸垂ラックは場所をとりすぎておけない…なんて人も多いでしょう。
そこで賃貸物件でもトレーニングボードを設置できる方法を紹介します。
私の家(賃貸)で設置したものを元に解説します。
少ないコストで導入できるのでとてもおすすめです。
※この記事に書かれていることを試して怪我をしたり、ものが壊れたりしても当ブログは一切の責任を負いかねます。全て自己責任の範囲で実施するようお願い致します。
準備するもの
まずは下記の装備は揃えておいてください。
トレーニングボード
これがないと始まりませんね。
トレーニングボードの選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。
ボードを取りつける板&ネジ
壁に穴を開けないための板です。実際にはこの板にボードを取り付けます。
30mmくらいの厚めの板を選びましょう。
強度を求める目的もありますが、ボードのネジは結構長いので板が薄いと貫通して壁を傷つけてしまいます。
私が購入した木ねじはこちら。4.2径の65mmのものです。
強力突っ張り棒(2つ)
これが今回の核心!私はamazonでこの突っ張り棒を買いました。
1つだと左右のバランスが取れないので必ず2つ購入してくださいね。
あったら便利なもの
電動ドライバーや錐があればなお良いでしょう。
トレーニングボードは結構重たいので複数人で行うと良いでしょう。
ドアフレームの上に設置しよう!
さっそく取り付けにとりかかりましょう。
この方法はドアフレームの上にトレーニングボードを取り付けるタイプです。
ドアフレームにボードと体の重さを支えさせます。
必要な道具も少なくて済むので一番お手軽といえます。
ドアフレームの上をチェックしよう
設置場所は家の中にあるドアフレームの上です。
また、ドアの反対側の壁があまり離れすぎていないところに限られます。
私の家のドアフレームの出っ張りはこんな感じです。
一番大きな出っ張りが約18mmでした。
一番薄いところで約10mmでした。
その出っ張りの上に板を置き、手前に倒れてこないように板の上部を突っ張り棒で支えます。
この突っ張り棒は体重を支えるものではなく、板が手前に倒れこまないようにする目的です。
あくまで体重を支えるのはドアフレームです。
使用する突っ張り棒は丈夫なものに越したことは無いですが、あまり強く突っ張ると反対側の壁にダメージを与えかねないので、ぶら下がってぐらぐらしない程度につっぱりましょう。
壁紙に跡がつくかもしれないのでダンボールや厚紙を間に挟んでおくとなお良いでしょう。
完成図です。
写真に写っているようにトレーニングボードを取り付けている板の下面のほとんどが見えています。
最初ぶら下がるときは結構怖かったです。
なにせ最大18mmの出っ張りに乗っかている(引っかかっている?)だけですから…
でも全然大丈夫でした。
流石にキャンパシングは怖くて出来ませんが、反動をつけた懸垂でもミシリとも言いません。
ドアの上にボードがあり柱もないので目立たないし、板を突っ張るだけなので手軽にできていいですね。
デメリットとしてドアと反対側の壁が遠すぎるとちょうどいい突っ張り棒が見つけられないところでしょうか。
ドアフレームの上という設置場所が限定されてしまうのも不便ですね。
まとめ:気になるコストは?
トレーニングボード以外の出費は下記のようなものでした。
- 突っ張り棒2本:約4,000円
- トレーニングボードを取り付ける板:約1,000円
- 木ねじ:約300円
ざっとトレーニング以外に5,000円の出費でした。
トレーニングボードは1万円前後なので合計の出費は16,000円ほどです。
決して手軽に試せる価格ではありませんが、これがあれば忙しくてジムに行けない日でも効果的にトレーニングを行うことができますね!
あわせて読みたい
この記事を読んでトレーニングボードを買いたい!と思ったのならば、こちらのまとめをどうぞ。
www.poznen.net
トレーニングボードの取付方法は他にもあります。もちろん壁に穴を開けるひつようもありませんよ。
こちらの記事ではお部屋のどこにでもトレーニングボードを設置する方法を紹介しています。
www.poznen.net
トレーニングボードの取付が終わったら早速トレーニングしましょう!
トレーニングメニューはこちらの記事におまかせ!