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ここからさきは上級者!3級課題の攻略ポイントは極悪ホールドとオブザベ!

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とにかく悪いホールドがたくさん出てきます。

3級課題の攻略のコツとは?

3級課題の攻略のコツは2つです。それがホールドの悪さとムーブの組み立て方です。3級課題ではボルダリングで使われる悪い(持ちにくい)ホールドの最悪レベルが登場してきます。とにかく持ちにくいホールドが使われているんです。

そういったホールドを随所に散りばめられているのでカチ持ちやスローパーの処理に慣れていないと、3級課題はクリアできません。ただし3級課題はある程度ムーブに自由があります。

フラッギングでもダイアゴナルでもホールドが取れるように課題が設定されていることが多いです。苦手なムーブに敢えて挑戦しなくても完登できるようになっているのが3級課題の唯一の優しさです。

3級課題は4級の倍は難しく感じるかもしれませんが、悪いホールドは3級くらいで出尽くします。3級課題をクリアできるということはボルダリングで使われる悪いホールドを処理できるという証明書を与えられたようなものです。

上級者の仲間入りする水準の3級課題に挑戦してツヨツヨな人たちとセッションしちゃいましょう!

 

悪いホールドの処理の方法は?

3級に使われるホールドの多くは5級課題の核心レベルのホールドが道中に配置されています。核心に使用されているホールドは4級の核心に使用されているホールド以上に持てないホールドです。例えばこういったホールドです。

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影のかかり方でどれだけこのホールドが薄いかわかるでしょうか。指の第一関節すらかからないくらいのホールドです。こういったホールドを処理する必要があるのが3級レベルの課題です。

次にこのホールド。

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ボルトの大きさからこのホールドがどれだけ薄いかわかるでしょうか。感覚としてはペットボトルのキャップの半分くらいの厚さと大きさしかありません。5級レベルの課題でフットホールドとして使われていたホールドを手で持つということをしなければいけません。

ここで重要なのがホールドの持てる所(通称お友達ポイント)を探ることです。持てる所とは、そのホールドをつかめる様に作られた”効く”持ち方ができる箇所です。ホールドのお友達ポイントにはチョーク跡で真っ白になっているので、チョーク跡を参考にすることでお友達ポイントを推測することができます。

デッドポイントなどで飛びつくときの着地点の参考にもなりますので、オブザベーションの段階で「あのホールドはあのへんをつかむんだな。」って予め予想を付けておくことでオンサイトの成功確率もグッと上がります。

 

まだリーチは関係ない!ムーブを工夫しよう

課題にもよりますが、3級課題では身長が足りなくて登れない。ということはそんなに多くはありません。先に書いたようにダイアゴナルでもフラッギングでもギリギリ届くように課題は設定されているので、リーチが原因で3級課題が登れないということは多くはありません。

とはいえ、高身長のクライマーがダイアゴナルで楽々に届くホールドに届かないのであればデッドポイントやランジ気味に少し飛んでみる、などの工夫が必要です。同じように、大きなクライマーがクロスで取れるホールドが届かないのであれば、マッチを挟んでトラバースするなどの工夫も有効です。

逆に体が大きすぎて壁に張り付くのが窮屈な場合は、フットホールドをひとつ下げたり、キョン足(ドロップニーのように足を折りたたむこと)を試すのもいいでしょう。

どうしても次のホールドに届かない!というのであれば、フットホールドのどこに乗っているのかを確認しましょう。フットホールドの端まで足をずらしたり、スメアリングでジリジリとリーチを伸ばすなどの最後の一押しが3級クリアの鍵です。

 

3級は無理じゃない!ひとつひとつ到達高度を伸ばせ!

初めてボルダリングジムに行った時のことを思い出して見てください。どっかぶりの壁をガシガシ登っているクライマーをみて「うわ、なにあれすげー」と思ったかもしれません。3級課題はそういった人がチャレンジしている課題です。

初心者はまず登れない、トレーニングを積んだクライマーにしか登れない課題なのでハードルは高いです。でもボルダリングを続けていれば必ず登れるレベルでもあります。

4級を5つくらい登れるようになったら、3級課題に触ってみましょう。登れないかもしれませんし、スタートすらできないかもしれません。でも3級課題を5つくらい触ってみるとスタートの次のホールドをつかめる課題がきっと1つくらいあるでしょう。

ジムに何度も通っているうちにスタートの1つ目のホールドが限界だったのに、調子がいいと2つ、3つと徐々に到達高度を伸ばすことが出来ます。本当に歩みはゆっくりですが、こういうチャレンジを続けていれば必ず3級課題はクリアできます。

私の例ですが4級課題を登れるようになって数ヶ月で3級課題を登れるようになりました。その間は怪我などで1ヶ月位登っていない時期もありましたが、週2回はジムに通うようにはしていました。また、自宅にトレーニングボードを設置してオフトレもやっていました。

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週1クライマーなら1年間あれば登れるレベルの級ではないでしょうか。もちろんオフトレも欠かさないのであれば、もっと早い時期に登れるようになるでしょう。

 

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3級課題は4級以上に保持力のトレーニングが重要になってきます。保持力を効率的に鍛えるにはジムに行かない日でもフィンガーボードでのトレーニングが効果的です。私自身、フィンガーボードを買ってから3級課題と渡り合える保持力を得ることができました。フィンガーボードの選び方や取付方法はこちらからどうぞ。

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