Image:Augmented Reality Climbing Training: The Future? | Climbing Daily Ep. 746 - YouTube
度々登場しているAR技術とクライミングとのコラボですが、前回紹介したAugumented Climbing Wall(ACW)とは異なる集団も面白い取り組みをやっています。
前回紹介した記事はこちらからどうぞ。
彼らの名前は「Randori Digital Climbing」
Randori Digital Climbing(RDC)はニューヨークに拠点をおくクリエイター集団です。
Randoriは柔道における乱取りから由来しているのでしょうか?
ともかく彼らはプロジェクタを使ったAR技術とクライミングを融合させた新しい取り組みをしており、特許出願中ということらしいです。
その特許出願中のクライミングの取り組みとは…
壁を選ばないスピードクライミングの様な競技!
クライミングの世界には3つ異なる競技があります。
リードクライミング、ボルダリング、そしてスピードクライミングです。
それぞれの解説はこちらからどうぞ。
www.poznen.netで、このスピードクライミングと言うのは特別な施設がないとできないクライミングです。
というのも、スピードクライミングの壁は全世界共通の仕様でなければ行けないので、どうしても馴染みの薄いものでした。
が、RDCの取り組みにより、スピードクライミングっぽい楽しみ方をどんなボルダリング用の壁でも楽しめるようになりました。
それがこのスピードクライミングっぽい競技です!
Image:Augmented Reality Climbing Training: The Future? | Climbing Daily Ep. 746 - YouTube
壁に数字を投射して、その数字を順番に触れて、最後の数字までのタイムを競うトレーニングのようですね。
なるほど、たしかにこれならオートビレイなどのスピードクライミング専用の設備がなくともスピードクライミングっぽい競技を楽しむことができますよね。
こんな風にホールドやクライミングウォールに特別なセンサもなくていいようで、プロジェクタとカメラがあればどんなクライミングジムでも同じような楽しみ方ができそうですね。
ホールドも何もない所をタッチしても反応するのはいいですね。
Image:Augmented Reality Climbing Training: The Future? | Climbing Daily Ep. 746 - YouTube
クライミングとAR技術はどこまで仲良くなれるのか?
ボルダリングジムでレーザーポインターでホールドを指差してあげて「次のホールドこれだよ!」とか「右足このホールドにおいて!」とか教えてあげている光景をよく見ますが、AR技術はこういった光景に変化をもたらすかもしれません。
たとえば課題に使われるホールドだけを異なる色で表示させてわかりやすくするとか、次のホールドを丸く囲んであげるなどするとかなりわかりやすいですよね。
それ以外にもムーブの練習にも役立ちます。
ダイアゴナルなどのムーブは一度覚えてしまえば簡単なのですが、覚えるまでが大変です。
そんな初心者向けに、ここのホールドを左手でつかんで右足はここ…という風にプロジェクタで表示してあげると習得にも役立ちますよね。
AR技術が今度どれだけ進歩するのかも興味をそそられますが、こういった応用分野への展開も目が離せないですね!