ぼかぁこのホールドの課題が嫌いだ…
WATAAAH!の特徴!
今回紹介するのが”WATAAAH!(ワター!)”というホールドメーカー。日本語にしたらアチョーみたいな意味になるのでしょうか。ドイツ出身のホールドメーカーです。正しくはWATA∀AH!と書くようです。
特徴的なのがデュアルサーフェスと激辛なポケットホールド。ガバとは対局にあるホールドたちが目立ちます。憎らしいのがガチャ持ちを強いられること。ガチャ持ちっていうのは指をそろえないで、わしづかみのような手の形をしてホールドを持つことを言います。
国内のコンペではあまり目にしませんが、都内のクライミングジムによってはWATAAAH!だけのホールドで作られた課題もあったりします。鬼のように持ちにくいので私はこのホールドを毛嫌いしていますが…
鬼のガチャ持ちシリーズ!
Image:Jarah 2 | Wataaah
これ。私の天敵。中指と薬指の間が痛くなる。私にガチャ持ち苦手意識を植え付けたのがこのホールド。水玉のような小さめのポケットが薄いフリスビーのようなホールドに複数ついています。小さく浅いホールドに指を1本ずつ丁寧に入れてホールドを持ちます。円形なので回転させることで持ち感を多彩に変化させることができます。
Image:Jarah 1 | Wataaah
ガチャ持ちホールドをを更に小さくしたものです。ポケットと言うよりも薄くえぐれたくらいの持ち感しかありません。フットホールドにするにしてもかなり頼りない引っ掛かりなのでハンドホールドにしてもフットホールドにしても大の苦手なホールドです。
Image:Jarah 3 | Wataaah
WATAAAHの唯一の良心。大型のガバポケットです。ただしポケット部分以外はつるつるのデュアルテクスチャになっていてポケット以外は使うなよ!という強烈なメッセージを感じます。悲しいかなこのホールドはスタートかゴールホールドにしか使われているとこしか見たことがありません。
まんまるドーナッツなホールド!
Image:Malaika 3 | Wataaah
新感覚ホールドといえば聞こえはいいかもしれませんが、こんなに持ちにくいポケットホールドがあんのか?ってくらいの衝撃を受けました。浅くて指はかかならないし、親指を効かせようにもツルツルだし…っていくらいに持ちにくいスローパーポケットです。
Image:Malaika 2 | Wataaah
上のホールドをちょっと小さくして分厚くしたようなホールドがこちら。やや持ちが良くなってます。一番持ちやすいのが右下のドーナッツ。次に左下。一番難しいのが上のドーナッツ。スローパーがかっていて指の第一関節が持っていかれます。
Image:Malaika 1 | Wataaah
ドーナッツ、まだまだあります。ぜ~んぶ持ちにくい。このホールドのにくいところが角度によって微妙に厚みや角度が違うってところ。見た目はまんまるなので、触ってみないと、ここだ!ってポイントを見るけるのは難しいです。
カチ&ピンチなホールド!
Image:Landi | Wataaah
個人的に斧ホールドと読んでいるのがこのホールド。厚みが15ミリ程度なので第一関節だけがギリギリかかる持ち感です。微妙にホールドが沿っているので親指を添えてカチるより指をそろえてピンチっぽく持つのがおすすめ。
Image:Landi XL | Wataaah
斧ホールドの肉厚版。オープンハンドでラクラク持てちゃいます。フットホールドに使うにしてもインサイドエッジがバチッと効きます。90度横になった瞬間に肉厚ピンチになって一気に凶暴になります。
WATAAAH Warriors!
Image:WATAAAH! Warriors | Wataaah
WATAAAH!には珍しくイメージキャラクターがいます。左からラインハルト、ヴィッキー、リー、ジーン・クラウドです。それぞれ担当するホールドがあるっていう珍しい設定です。ちなみに私が苦手とするガチャ持ちホールドやドーナッツホールドはジーンさん担当らしいです。ジーンにボコボコにやられちゃってます。
見た目以上に悪いホールドを取り揃えているWATAAAHというホールドメーカー。国内ではまだまだ使っているクライミングジムは少ないですが、見つけたらぜひ触ってみてください!鬼のような持ちづらさと指への負荷が高いので連登はほどほどにしておきましょう…