クライミングシューズを長く使っているとソールの端がめくれてきてしまうことがあります。
スネアリングの練習中だったり、初めて買ったクライミングシューズだとつま先のソールから剥がれていってしまい、靴が壊れてしまいます。
ソールがめくれかけて来たらShoeGooを使ってメンテしていくと良いでしょう。
ソールが剥がれてきた?!
おぉ…パイソンくんのトゥが大変なことに…
ソールが剥がれてくる場合はこのようにつま先から剥がれてきてくることが多いです。
これはスネアが出来ていなかったり、足使いが雑だったりしてソールが削れていって上の写真のようにソールがなくなってきている部分が出てきます。
この状態で無理に使っているとどんどんソールがめくれていって最終的にワニが口を広げたようにソールとシューズ本体が分離して完全に壊れてしまいます。
上の写真くらいに剥離が進行しているとリソールしたほうが良いのですが、リソールも5,000円以上かかるので気軽にできません。
特に最初のクライミングシューズだとリソールに出している間はボルダリングできませんので自動的に2足目を買う必要が出てきますよね…
そうなると結構な出費です。
でも大丈夫!ShoeGooと言う商品を使えばソールの剥離の進行を遅らせることができます!
救世主的存在のShoeGooとは?
ShoeGooとは靴専用のゴムのりです。
本来?の使用目的はすり減った靴のかかと部分を補強するためのものなのですが、お店(ハンズ)で見た時に「これはクライミングシューズのソールのめくれにも使えるかもしれん!」と思って購入しました。
amazonでも取り扱いがあるのでこちらからどうぞ。
ShoeGooにはソールの色によって使い分けできるように数種類のカラーバリエーションがあります。
普通クライミングシューズのソールは黒なのでブラックを選びましょう。
ShoeGooの内容物としてはこのような感じです。
アイスの棒みたいなのはノリを伸ばすときに使う用のものとノリの食いつきをよくするためのヤスリです。
ヤスリがけするとソールのめくれが進行してしまうので、ここでは使わないでおきましょう。
ソールの補強に必要なのはShoeGoo1つだけです。早速補強にとりかかりましょう。
ShoeGooを使う前にシューズは綺麗にしておこう!
ShoeGooを使う前にクライミングシューズをウェットティッシュなどで綺麗に拭いておきましょう。
チョークや汚れが付いた状態でShoeGooを塗ったとしても接着力が弱まってしまいます。
クライミングシューズを綺麗にした所でいよいよShoeGooを患部(?)に塗っていきます。
ShoeGooを塗る時はめくれた部分より大きく塗ってあげましょう。
これでも少々小さいくらいでした。
塗る面積が小さいと接着力が弱いのでクライミング中に絆創膏が剥がれるみたいにShoeGooが剥がれてしまいます。
ShoeGooを塗ったら一晩乾かしましょう。
ShoeGooの説明書には24時間放置してくださいと書かれているのですが、親指の爪くらいの大きさしか塗っていないので一晩でも十分でした。
ShoeGoo補強の効果は?!
ShoeGooで補強したクライミングシューズを実際に登って試してみました。
ゴムのりというだけあってグリップ力はクライミング用のソールとさほど変わらないように思います。
が、耐久性能は良くありません。
大体2〜3回ジムに行くとShoeGooの補強部分がベロベロにめくれてしまいます。
ShoeGooがめくれてしまったら、クライミングシューズに残っている部分を綺麗に取りぞき、再度ShoeGooを塗り直さなければいけません。
頻繁にボルダリングジムに行く人であれば週に1回は塗り直しが必要なので結構手間です。
慣れると2〜3分でShoeGooを塗り込めるのですが、この手間を我慢できるのであればクライミングシューズの寿命を伸ばすことができます。
初めてのクライミングシューズは大体このようなソールの剥がれによって寿命を迎えます。
せっかく買ったクライミングシューズは長持ちさせたいですよね。
特に最初のクライミングシューズは特別なものですのでソールがめくれてきても、ぜひShoeGooで長持ちさせて上げてくださいね!