以前、ボルダリングジムが増え続けているという記事を書きました。
記事を書いた当時は全国で400店舗を超えたと書いたのですが、今は450店舗を数えるほどになっています。
それだけ競技人口も増えているのでしょうか?気になってちょっと調べてみました。
ボルダリングジムの数は今どれ位?
以前公開した記事の段階で419店舗でした。
この数字は2016年4月に発売されたクライミングジョイという雑誌に書かれていた数字なのですが、2016年 ”11月月現在、47都道府県に約450か所” あるとのこと。
数字の引用元はこちら↓
取材のタイミングによる誤差もあるとは思いますが、4月で420店舗→11月で450店舗ってちょっと異常な伸びですよね。
半年で30店舗って毎週どこかのジムがオープンしているレベルです。
では、ボルダリングの競技人口は?
ちなみに競技人口というのは1年以内にそのスポーツを行った10歳上の男女と定義されています。
ちなみにダントツ1位はウォーキング・軽い体操の4017万人です。
軽い体操って…ラジオ体操を1回やっただけでカウントされてしまうんですかね?
でもまぁ納得…といえば納得…なのかな…?
ではボルダリングの競技人口はというと、60万人とのことです。
手軽に「ボルダリング」…頭も体も爽快 : 大手小町 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)より
これを多いと見るか、少ないと見るかは微妙なところですが、他のスポーツと比べてみると少し感覚がつかめるかもしれません。
柔道の競技人口:60万3千人
剣道の競技人口:77万9千人
ちょっと贔屓目に見てボルダリングの競技人口はほぼ柔道の競技人口と同じということですね。
このボルダリング加熱はいつまで続くのか?
もともとボルダリングは気軽に楽しめるスポーツですので競技人口の伸びはしばらくは続くでしょう。
2020年の東京五輪でスポーツクライミングが正式競技に加わったのも人気を後押しする理由の一つでしょう。
ボルダリングジムがこのレベルで増え続けていることに少々不安を覚えることがあります。
贔屓にしているジムが潰れるのではないか?というのもありますが、安全面が店舗間でどれだけ担保されているのかというところです。
そういった安全基準もあるのか、検査している機関があるのかもわかりませんが、1週間に1店舗という急速な伸びに対応できているのか正直疑問です。
ボルダリングは数メートルとは言え、高所からの落下の危険を孕んだスポーツです。
怪我や骨折、打ち所が悪ければ後遺症だったり死んでしまったりしてもおかしくないですよね。
落下による重大事故が連発するようならせっかく日本に根付きそうなボルダリング文化もしぼんでしまいます。
そうならないためにもジムの安全性にだけは最大限の注意を払っておきたいものですよね。