ボルダリングに挑戦するあなたの背中をポンと押したい。

第14回ボルダリング・ジャパンカップ|女子決勝進出者使用シューズまとめ

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決勝進出者6名のうち、完登0が3名という激辛決勝。

第14回ボルダリング・ジャパンカップ

第14回ボルダリング・ジャパンカップが1月26日・27日に開催されました。年が明けると真っ先に開催される大会として、その年の選手の活躍を占う大会となっています。今回のジャパンカップはフットホールドが非常に悪く、バランス感覚を問われる課題が多くありました。

フットホールドを的確に捉えるためにもクライミングシューズが非常に重要な大会となっています。手に負荷がかかる課題ばかりだったので動画を見るだけで手汗がびしょびしょになる課題でした。タオルを握りしめながら見ました。何度も「おっしぃ〜」と画面の前で叫びました。

男子の部では大番狂わせが発生しましたが、女子の部は超接戦でした。完登数では決着がつかず、ゾーン(ボーナスホールド)の数で決着が付きました。

 

第6位:中村 真緒

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube

初ファイナルながらも、準決勝を3完登して堂々のトップ通過を果たした中村選手。笑顔が素敵です。ユースでの優勝を飾るという実績を残してきました。

使用シューズはテナヤのオアシ。何やら落書きのようなものが描かれているようです。

決勝では残念ながら完登ゼロという結果になりました。ゾーン(ボーナスホールド)の獲得トライ数で惜しくも6位となりましたが、どんな状況でもニコッと笑ってみせる彼女の底力を見せつけられました。

 

第5位:倉 菜々子

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube

下半身の強さには折り紙つきの倉選手。楢崎智亜選手のような横に移動する複合ランジ課題、コーディネーションランジに強みがあります。

使用シューズは5.10のハイアングル。

最終課題でのトライは計算と経験が生かされたトゥフックが活きましたが、悔しいゴール落ちで惜しくも5位となってしまいました。

 

第4位:平野 夏海

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube

今大会のダークホース。私のお気に入り。まだあどけなさが残る16歳の平野選手。勝負メシはキウイ。身長が150センチと小柄な選手ですが、短いリーチをデッドやランジでガシガシ登る彼女のクライミングが特徴です。素直で真っ直ぐな彼女の登り方を見るとどことなくダニエル・ウッズを思わせる大好きな選手です。第2課題だけで合計トライ回数はなんと12回という小寺さん(4巻)を思わせる気迫の登りを見せました。

使用シューズはラ・スポルティバのフューチュラ(ウーマンズモデル)

自身初の決勝出場ということでしたが、身軽さを活かしたのびのびとしたクライミングが印象的でした。年齢とは対称的に非常に落ち着いたクライミングを見せてくれました。あと左耳の上に付けた大きなリボンが可愛かった(小並感)。

 

第3位:伊藤 ふたば

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube

 

上位2位の選手ができなかった第一課題をオンサイトしてしまった伊藤選手。リラックスしながらも安定感のある登りを見せました。やっぱり決勝でも靴下を履いていたのでしょうか?

使用シューズはラ・スポルティバのスクァマ(ウーマンモデル)でした。

大接戦だっただけあって、第3課題でのあのゴール落ちは本当に惜しかった…もしあのトライを完登していたら間違いなく順位は変わっていたはず。あのゴール落ちで天を仰いだのは私だけではないはず。

 

第2位:野口 啓代

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube 

日本ボルダリング界の絶対女王として君臨する野口選手。今回は防衛戦としての戦いでした。圧倒的な保持力で危なげないクライミングが特徴です。今回のモットーとして”楽しむ”を掲げているあたり、余裕を感じさせます。

使用シューズはラ・スポルティバのスクァマ(ウーマンモデル)でした。

今回のジャパンカップは12回目(冗談みたいな回数)の優勝を狙うでしたが、惜しくも2位という結果になりました。来年の東京五輪の代表に入れるのか、勝手に心配してしまいます。

 

第1位:野中 生萌

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube

ボルダリングの世界ランキングで女王として君臨した野中みほ選手。故障した右肩をかばうクライミングでしたが、堂々たる優勝で今年最初の大一番を我がものとしました。左肩のRed Bullのタトゥーシールが光ります。

使用シューズはテナヤのオアシLV、通称「生萌モデル」。当然ですね。

入場してくるときのオーラがもうすごい。「ぜってぇ登る…!(ゴゴゴ)」って気迫で入ってきます。なんかやってくれるぞ!って見てる人間にも予感を与えてくれます。そのオーラをそのままに優勝を飾りました。第3課題までは誰が優勝するか本当にわからない白熱した大会を制しました。

 

鍵となった課題

第14回ボルダリング・ジャパンカップで鍵となった課題は第3課題。

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Image:第14回ボルダリングジャパンカップ 女子決勝 - YouTube

見た目はきれいですけど、設置されたホールドの角度が本当に意地悪。登る方向には効きにくい角度をしていてルートセッターの意地悪さが全面に押し出ています。野中選手のトライのときは「ガンバ!」と何度も叫びました。この課題を完登した野口選手が最後の最後まで優勝争いに絡みました。

www.youtube.com

優勝課題の全てはこの動画で詳しく解説されています。傾斜がどれくらいなのか、ホールドがどんな角度で付いているのか理解りやすくCGで再現してしているので見ごたえがありました。

 

第14回ボルダリング・ジャパンカップ

第14回ボルダリング・ジャパンカップの決勝課題は完登数だけでは決着がつかず、まさかのゾーン獲得数で決着がつくという接戦でした。

女子選手はタンクトップだったり短パンというすごく軽装備で登ってたりするんですけど、でっかいホールドでザリッってこすったりしないのかすごく心配になります。擦ったら絶対痛いよ!って思いながらヒヤヒヤしながら見てました。

2020年の東京オリンピックを控えたクライマーにとって試金石のような意味を持つ第14回ボルダリング・ジャパンカップ、若手選手や頭角を表してきた選手の活躍が目立つ大会でした。2020年の日本代表の代表権争いが白熱しそうです。