今、日本にどれだけボルダリングジムがあるかご存知でしょうか?
その数、”少なくとも”419店舗だそうです。
東京都内で言えば70近くのボルダリングジムがあります。
ボルダリングジムをより好みできるくらいの贅沢な時代になったのは好ましいですが、ボルダリングジムを選ぶときにどういったところに気をつけたらいいのでしょうか?
ボルダリング人気はどれくらい?
私がボルダリングを始めた頃、都内にはロッキーやPUMPなどのチェーン店がほとんどだったのですが、それがここ数年で爆発的にボルダリングジムが増えてきました。
その証拠を裏付けるようにGoogleTrendの「ボルダリング」人気動向のグラフがこのようにほぼ右肩上がりです。
Image:Google トレンド より
多少陰りが見えてきているようですが、まだまだボルダリング人気は衰えないようです。
ジムを選ぶ基準は課題の質だ!
乱暴に言ってしまえば、ボルダリングジムの大小や施設に関わらず、ジムの課題を基準にしてボルダリングジムを選ぶことをおすすめします。
いろいろなジムを試してみて思ったことは、ジムによってはプロのルートセッターに課題作成を依頼せず、オーナーや常連クライマーが作った課題しかないジムがあります。
プロが作らない課題も味があっていいのですが、どうしても難易度のばらつきは避けられません。
ジムによっては「こんな簡単な課題で2級?!」とか「こんなに難しいのに5級なの?!」ということになりがちです。
やはり餅は餅屋。プロのルートセッターが作った課題があるジムを選んだほうが無難です。
たとえジムが狭くとも壁が低くとも、ムーブを工夫することで難易度を出していたり、ホールドの種類を工夫していたりするので、ジムの施設や大小だけではいいジム、悪いジムは判断は難しいので、課題の質を重視したほうが良いでしょう。
できれば2つホームジムを持とう!
東京都内や都市部に住んでいる人は贅沢にも、生活圏内にボルダリングジムが複数ある場合があります。
そういった場合は、ぜひ2つのジムに通うといいでしょう。
ボルダリングジムにはそれぞれの特徴があります。
バランス系ムーブがたくさんあったり、指力がないと登れない課題重視だったりと、ジムごとの特色があるので複数のジムに通うことでクライミングの能力をまんべんなく向上させることができます。
このボルダリング人気はいつまで続くのか?
ここ数年のボルダリング人気は少々過熱気味な気もしますが、新規ジムの出店もまだまだ続いています。
次の五輪でも競技種目に数えられているだけあって、しばらくはこの人気は続くでしょう。
今回紹介したボルダリングジムの数の情報はこの雑誌に書かれています。
この雑誌が発売されてからもジムが増えているので、先に書いた数字に”少なくとも”がついているわけです。