ゆりかごから墓場まで。(ちょっと言い過ぎ)
ボルダリングは何歳から何歳までできる?
ボルダリングジムが数年前からグッと身近になってきただけあって、ボルダリング人工も増えてきました。私がボルダリングを始めた頃と比べて若い女の子や小学生くらいの子どもたちも増えてきたように思います。
ここで気になるのがボルダリングって何歳から何歳くらいまでできるのか?ってことです。特にお子さんがいてボルダリングに挑戦したい親御さんは気になりますよね。
今回はボルダリングが何歳から何歳までできるのか?ってことを紹介していきます!
ボルダリングは小学生から!
ボルダリングをスポーツとして楽しむなら小学生くらいからだと安心です。背丈もちょっと伸びてきて、10級から7級くらいのフットホールドの制限がない課題だと夢中になって登っている姿をジムでも見かけることができます。
世界的に有名なクライマーであるアダム・オンドラ氏や白石阿島氏も6歳からクライミングを初めてメキメキとその頭角を表していきました。
小学生未満でもボルダリングを楽しむことはできるのですが、あまりにも課題との身長差があって、次のホールドに届かないってことが多発するので、親御さんが補助ホールドを足してあげる必要があるかもしれません。
小学校高学年になってくるとドンドン技術的にも体力的にも強くなってきて、大人でもできないような課題をクリアしたりしてきます。私も小学生の子と3級課題をセッションしたこともあります。
子供ゆえの注意点!
まずはレンタルシューズですね。多くのジムでは大人用のクライミングシューズしかレンタルシューズがありません。大人用のクライミングシューズのサイズは20センチくらいからなので、子供向けのサイズではありません。
ボルダリングジムでは裸足でクライミングホールドを触ることを衛生面の観点から禁止されていることが多いのです。しかも、ホールドには尖ったものもありますので安全面でも裸足はNGです。
そういったときは学校の上履きを代用したりします。また、ボルダリングジムによっては上履きをクライミングシューズとしてレンタルしてくれるジムもあるので、どうしても不安なら問い合わせてみましょう。
一応子供用のクライミングシューズもあります。
次にクライミングジムでの過ごし方です。親御さんは、まず登る時以外はマットに登らない!ということを教えてあげましょう。ボルダリングジムって広いからテンションが上がるらしく、バタバタと走り回っているお子さんもいます。
ボルダリングジムでマットがあるエリアはクライマーの落下の可能性がある場所です。60kgぐらいの物体が数メートル上空から落っこちてくる可能性のある場所なので、登る時以外は絶対に立ち入らせないようにしましょう。
また、登っている人とコースが被っているのに気づかずに壁に張り付いてしまうお子さんもいます。どうしても視点が低いと自分が登るコースと人が上るコースが被っていることに気づきにくいので、先に登っている人の邪魔になってしまうかもしれませんので親御さんは教えてあげる必要があるでしょう。
登っているときに「そっち行くよ!危ないよ!」って上から声を何度かあります。
ボルダリングは何歳までできる?
ボルダリングジムには子供から大人までいます。ジムの常連に一番多いのが30代から40代の人が多いように思えます。
では50代の人は? もちろんいらっしゃいます。数としてはグッと減りますが、老師のような雰囲気を漂わす雰囲気の方もいらっしゃいます。世界に目を向ければ60歳でも自分のグレードを更新するような人もいますので、かなり長いあいだボルダリングを楽しむことができるようです。
下の本では還暦を迎えたクライマーが最高グレードを更新した人の話が書かれています。
最近はボルダリング人口が増えてきたのもあって、これからは50歳代のクライマーもどんどん増えてくるのではないでしょうか。
怪我に注意!
子供は怪我をしても持ち前の成長期によって治りも早いですが、大人になってからはそうは行きません。ボルダリングで一番怪我をしやすいのが落下のときです。不意の落下の際の受けみを取れるようなテクニックを培うことが必要です。
私自身、落下のときにぎっくり腰になったり、強傾斜の課題をやりすぎて腰を痛めたりしたことがあるので、ヘルスケアは十分に気をつけましょう。
他にも擦りむいた後は子供の頃より全然治りが良くなく、あとも残りやすいので、キズパワーパッドは常備するようにしておくと安心です。
子供から大人まで
ボルダリングでは無理さえしなければ小学生から還暦まで楽しむことができます。親子でボルダリングに取り組んでいるクライマー親子を見るといいなぁ…って思っちゃいます。
特に最近はスーパーキッズが多くて3級くらいなら身長の不利を感じさせないようなパワフルなクライミングを披露しているキッズクライマーもいます。思わずガンバ!と叫んでしまします。
でもその反面「頼む!登らないでくれ!その課題は俺もできていないんだ!」って思っちゃう自分もいます。心が小さなクライマーです…