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So iLLホールド以外にもシューズも作れる万能メーカーのシューズを紹介!

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作るのはホールドだけではありません!

So iLL

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Image:公式ホームページ

特徴的なホールドを量産しているSo iLLというメーカー。実は自社オリジナルのクライミングシューズやウェアを最近は開発しています。

ド派手&特徴的なホールドを作っているのでシューズもド派手かと思いきや、かなりシックな出来栄えになっています。

 

クライミングシューズに関しては自社で新しいソールを開発するほど力を入れており、ダークマターラバーと呼ばれるアンパラレルと協力して開発したソールラバーが搭載されています。

最も摩擦を生むソールラバーと自身を持っておすすめしているほどです。

 

なお、商品ラインアップのほとんどは初心者向けではありません。

ほとんどすべてのシューズはダウントゥやターンインがあり、強傾斜などでも戦えるような中級者くらいのクライマー向けのシューズがほとんどです。

 

まだまだ国内の流通量は少なめですが、ロッキー系列店では取り扱いがちらほら見られます。

The New Zero Pro

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Image:公式ホームページ

So iLLが放つフラッグシップモデルがThe New Zero Proです。

The New Zero ProはNew Zeroを原型に設計されており、ミッドソールが省略されており、ソフトなシューズに仕上がっています。

アグロばりのトゥーラバーが貼り出ており、トゥフックもバッチリ。攻撃的なダウントゥとターンインで強傾斜でもしっかり足が残る様な設計になっています。

The New Zero

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Image:公式ホームページ

極薄のミッドソールを有し、柔らかさを重視しつつ、しっかりとした剛性も残したクリライミングシューズがNew Zeroです。先に紹介したThe New Zero Proよりもやや固めに作られていますが、それでもソフトな設計になってます。

裁縫に使う使用する糸すら特別仕様の柔らかいものを使用しているというこだわりっぷり。

落ち着いた色使いがいいですね。チョークで汚れても目立たなさそうです。

Free Range Pro

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Image:公式ホームページ

Free Range Proはこれまでに紹介したZeroシリーズよりも固めに設計されています。

硬めのヒールカップや硬さを残したつま先によってクライマーの足元を強力にサポートします。

ハイエンドシューズほどのスペックは求めないものの、硬めで快適なシューズが欲しい人にはピッタリのなシューズとなっています。

Runner

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Image:公式ホームページ

Runnerはクライミングシューズにランニングシューズのような快適さを加えたシューズです。足の甲を覆うタンにはパッド入りの素材を使用しています。

これまでに紹介したシューズに比べてダウントゥもターンインも控えめで初心者にももってこいのシューズです。

ソールまで色が統一されていて、クライミングウォールで目立てること間違いなしでしょう。

South Illinois発のクライミング&ホールドメーカー

今回紹介したSo iLLというメーカー。実はずっと気になっていた疑問が一つ解決しました。それが、このSo iLLという名前。

 

illという単語には「病気」とか「気分が悪い」などの意味があります。一方でスラングでは「かっこいい」とか「すごい」とかの意味があるのです。

 

だからSo iLLというメーカー名は「超すごい」みたいな意味があるのかな?と思っていたのですが、実はこのメーカーを立ち上げたサウス・イリノイ(South Illinois)の頭文字から取られていたのです。

公式ホームページにもこのように記述されています。

The So iLL (Southern Illinois) brand began on the porch of my college rental house.

筆者訳:So iLL(サウス・イリノイ)ブランドは大学の賃貸物件の玄関先から始まりました。 

自宅の玄関先からクライミングメーカーがスタートしたなんて、アメリカのテック企業っぽくて妙に気に入りました。

 

特殊なホールドやボリュームが多いですが、シューズはとても基本に忠実。内臓の形や歯の形を模していたりしません。

www.poznen.net

落ち着いたクライミングシューズをお求めなら、So iLLのシューズを試してみるのはいかがですか?

使っているクライマーも少ないので、なかなかレアですよ!

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