プロクライマー監修シューズがたくさん!
Evolv
アメリカはカリフォルニアに拠点を置くイボルブの紹介です。
イボルブは有名なクライマーと共同して開発したシューズをいくつか展開していて、外岩派クライマーにも支持されています。
共同開発したクライマーとしてChris Sharma氏やAshima Shiraishi氏、小山田大氏などが挙げられます。
evolvのシューズを手に取るとその重厚さに目を奪われます。かなり丈夫にできているんです。
スポルティバやアンパラレルのシューズが軽快に走り回るスポーツカーだとしたら、イボルブはジープやハマーを彷彿とさせます。
そんなヘビーデューティーなイボルブの有名なシューズはどんなものがあるのでしょうか?
アグロ
小山田大が監修したハイエンドシューズがアグロです。
ソールを薄くして足裏感覚を残しつつ、攻撃的にダウントゥした形に大胆なトゥーラバー。
これならトゥフックのグリップがバッチリですね。
これだけ多くの面積をトゥーラバーで覆っているので、ベルクロの締め方を工夫しないと足にフィットしません。
シューズのクロージャーシステムは新しく開発したTPS(Tension Power System)と呼ばれる足を異なる3つの方向から締め付けることでフィット感を向上させています。
おまけにヒールカップというDark Spineという技術が使われており、足へのフィット感がありつつ、適度に硬いというイボルブの技術を惜しみなくつぎ込んだハイエンドシューズです。
2019年に終売の話もありましたが、2020年は継続で生産されるとのこと。しばらくはハイエンドの座を譲ることはなさそうですね。
ファントム
アグロの後継として開発されているのがファントムというシューズ。シューズの性格は非常にアグロに似ています。
監修はポール・ロビンソン氏とわたしのあこがれのクライマー、ダニエル・ウッズ氏です。
アグロとの大きな違いとしてベルクロのクロージャーシステムに改良が加えられており、6つ(!)ものポイントで足を締め付けてフィット感を向上させているとのこと。
海外のレビューではハイエンドゆえの靴のきつさやスメアが難しいと欠かれていました。
シャーマン
クリス・シャーマ監修のクライミングシューズ。アグロが出てくるまではシャーマンがハイエンドの筆頭でした。かなり重厚な作りとなっています。
シャーマンの特徴として足入れがよく、快適に履けるけれど、クライミングには妥協しないという点にあります。
3本のベルクロで足にフィットするように設計されています。
アシマ
ロッキー大好き白石阿島監修のクライミングシューズ。
女性クライマーや足が小さいクライマー向けとなっています。
サイズも22.5センチから準備されているので、小中学生の足のサイズにもフィットします。
しっかりとダウントゥ・ターンインしており、初心者向けというわけではありませんのでご注意を。
クライマーの声をもとにしたシューズメーカー
今回紹介したシューズの全ては有名クライマーの監修のもとに設計されたシューズとなっています。
有名クライマーの要望にも堪えうるスペックを誇っていますので、性能的には申し分ないでしょう。
もちろん、初心者は使っちゃダメ!っていうわけではありませんし、イボルブからも初心者向けのシューズも展開しています。
実はわたしが生まれて初めて履いたシューズはイボルブのシューズでした。
履いたときに「は?小さすぎだろ…指先曲がってるし…」と思ったのをよく覚えています。
外岩志向の強いクライマーたちが使っても大丈夫なように、とにかく丈夫にできています。
また、米国公式サイトではリソールを受け付けていますので、一足を長く使うことができるでしょう。
もしジムも外岩でも場面を選ばないクライミングシューズを求めているのでしたら、このシューズメーカーを試してみるのはいかがでしょうか?