やっぱり指の変化が一番大きいです。
ボルダリングが及ぼす体の変化とは?
ボルダリングを本格的に初めてすでに5年目になりました。調子が良ければ1級が登れたり、年に1本くらい初段が登れたりする週末クライマーですが…それでも体にはいろんな変化が現れました。
ボルダリングがモチベーションになって体重や体格がずっと維持できているなどのメリットもありますが、不可逆(かもしれない)なデメリットもありましたので、記事にして残したいと思います。
手のひらに関する変化
当然ですが指の皮が厚くなりました。指の皮は最初の1年位で剥けては再生、剥けては再生を繰り返し、徐々に分厚くなっていったようです。特に指の付け根はガチガチになっています。
幸いガチガチの指先にはならずに、犬の肉球みたいな質感になりました。ボルダリングが終わった後には必ずハンドクリームを塗り込み続けていたのが良かったのかもしれません。逆にハンドクリームなどのケアを怠っていたらどうなっていたのか、怖くなるくらいです。
ケアをおこなていたのにスマホの指紋認証は一度やり直しました。というのもクライミングをはじめる前に認証した指紋の読み取りがイマイチになり、認証失敗が増えたからです。おそらく指の皮が厚くなってしまい、指紋の認識がおかしくなってしまったのでは?と思っています。
なお小指と薬指の関節の皮はゴチゴチした皮になってしまいました…いわゆるガバだこと呼ばれる持ちやすいホールドをつかんだ時にできやすいたこですね。ガバだこがデキる場所は手の形によって異なるように思えます。
何度も皮がベロンと剥がれたなった部分なので、ゴチゴチした皮になってしまいました。あまりに皮が厚く、ゴチゴチになってしまったので、一時期は爪やすりとかで削っていたのですが、結局は固く変化した皮になってしまいました。
指の皮が剥がれてしまった時はこの記事を参考にしてください。最速で2日、遅くとも5日後できれいに指皮が復活します。
指の変化
中指以外はほとんど変化なしです。両手の中指は完全に曲がりにくくなりました。こんな感じに関節が閉じきりません。
日常生活では特に不便はないのですが、閉じ切らない中指を見ると「あぁ…ダメージ😔」と思ってしまいます。2週間位クライミングから離れるとそこそこに曲がるようにはなるのですが、クライミングをはじめる前ほど指の可動域は少なくなった気がします。
なお、5年目くらいで不思議なことが起こりました。逆に可動域が少し広がったのです。おそらく変形した関節を無理やりに曲げる筋肉が付いたのかもしれません。今はボルダリングを始める前と比べて遜色ないくらいに曲がるようになりました。
また、指の関節が少々太くなった気がします。日頃から指先ローラーをコロコロしていたらきっとここまでひどいことにはならずに済んだのでは…とちょっと後悔しています。
繰り返しますが、日常生活で苦労したことはありません。私は趣味でギターやベースを引いていますが、指が太すぎたり曲がらなくてコードが押さえられないということは今の所ありません。
足の変化
足にもたこができました。足の親指の関節あたりです。このたこはクライミングシューズに足をねじ込む時にできたようです。これはクライマー特有のたこでしょう。銭湯やプールで足の親指の関節にたこができているという人は確実にクライマーです。
こちらも日常生活で困ったことはありませんが、サンダルなんかで外出するときは結構目立ちます。真っ赤になっていますからね。特に攻めた(小さい)クライミングシューズを履いている人は大きなコブのようなたこができてしまいます。
予防は治療に勝る
こういった体の変化を予防するには、日頃からテーピングを巻くとか、登った後のケアをしっかりやっておくであるとかが重要だと感じます。
5年近くボルダリングをやっていて、練習以上に練習後の栄養補給とストレッチが重要なんだなと感じています。割とケアはサボりがちでしたが、今のところパキったことや大きな怪我をしたことはありません。それだけ自分を追い込めていないのか、練習強度が足りないのかとネガティブな考えが浮かびますが、実際、大きな怪我をしていないと言うのはちょっとした自慢です。
ボルダリングに限らずスポーツで一番早く上達する秘訣は大きな怪我をしないことですので、クライミングジムに行った後の指のストレッチやハンドクリームによる指皮のケアは忘れないようにしましょう。
あと、ミュージシャンにとって重要な事かもしれないので一言。指をパチンと鳴らす指パッチンですが、音量がかなり減りました。ボルダリングを始める前は自慢の大音量の指パッチンを誇っていたのですが、中指の関節が固くなってきれいに鳴らなくなりました。