ボルダリングってかなりお財布に優しいスポーツです。
マイシューズを買わなければ3,000円も払えば1日中ボルダリングジムで遊べてしまう様なスポーツです。
でも本気でボルダリングに取組むのだったらどれ位のお金がかかるのでしょうか?
ざっくり三種類に分けて見ていきましょう。
ボルダリングに必要な道具は3つだけ!
ジムでボルダリングを楽しむのなら必要な道具は3つだけです。
シューズ、ウェア、チョーク
の3つの道具です。
これらの道具にどれだけこだわるかによって初期投資の値段が変わってきます。
今回は松竹梅の3つのプランを考えてみます。
梅プラン:初期投資を出来るだけ抑えてみたい人向け
- シューズ:エントリーシューズ(約16,000円)
- ウェア:ユニクロ(約5,000円)
- チョーク:液体チョーク(約800円)
約20,000円ほどのプランです。個人的にもっともおすすめなプラン。
ウェアなどにこだわらなければ、もっと値段を押さえることができるプランです。
「シューズがちょっと高いなぁ…」って人にはTrekkinnを使ってみるのも手ですが、通販だとプロに相談しながらシューズを購入できないのが難点ですね。
2週間ほど待つ必要がありますが、店頭価格より5,000円以上安く購入することができます。
ウェアはユニクロのジョガーパンツと適当なTシャツを買えば問題ないでしょう。
もしジョガーパンツが嫌ならショートパンツでもOKですが、初心者のうちは肘、膝を擦りむきがちですのでタイツなどを履いておくことをおすすめします。
チョークは無理して粉チョークを買わずに液体チョークでもいいでしょう。
持ち運びに便利ですし、滑り止め効果も十分にあります。
初心者にありがちなチョークアップが苦手な人でも簡単にチョークアップできるのも魅力ですね。
梅プランだから3級以上は難しいんじゃないかって心配しなくても大丈夫!
何度も言うようですが、エントリーシューズでも3級以上の課題とも戦えます!
もっとも、3級を戦う前に新しいシューズが欲しくなってしまうのもうけあいですが…
竹プラン:ボルダリングに本格的に取組む覚悟がある人向け
- シューズ:ハイエンドシューズ(約20,000円)
- ウェア:ユニクロ〜専用ウェア(約5,000〜10,000円)
- チョーク:チョーク&チョークバッグ(約5,000円)
合計30,000円のプランです。
シューズもハイエンドとなって本格的になってきました。
ボルダリングジムで一番良く見る装備がこの竹プランの人です。
シューズはハイアングルやソリューションなどのオールマイティに使えるシューズを購入し、チョークバッグも自前のなかなか気合の入った装備です。
梅プランから徐々に装備を買い足して竹プランに移行していく人も多いのではないでしょうか。
ウェアは上下ともクライミングアパレルメーカーのものというわけではなく、パンツだけクライミング専用パンツと言う人が多いように見えます。
上半身は相変わらずユニクロのTシャツやグラニフのTシャツの人も多いです。
梅プランと大きく違うのはチョークバッグを購入しているところでしょうか。
やはり粉チョークはチョークアップしてすぐに登れるのが便利だし、腰につけるタイプだといかにもクライマーって感じがしてテンションが上がりますもんね。
本格的にボルダリングに取組む覚悟がある人なら、いきなりこのプランでもいいかもしれませんね。
松プラン:外岩にもチャレンジしてみたい人向け装備
- シューズ:ハイエンドシューズ(約20,000円)
- ウェア:専用ウェア(約20,000円)
- チョーク:チョーク&チョークバッグ(約10,000円)
約50,000の本格装備です。いきなりこの装備を買う人はなかなかいないのでは…
シューズは竹プランとそんなにかわりありません。
が、ウェアとチョークバッグが違います。
外岩だとどうしても岩との摩擦が気になります。
ユニクロのようなタウンユースのウェアだと岩との摩擦で一発でビリビリに破けてしまいます。
だからどうしても専用ウェアが必要になってきます。
クライミングパンツを買うと何故か欲しくなるのが同じメーカーのTシャツ。
上下の服装をクライミングメーカーのウェアでそろえると普通に2万円近くします。
もちろん機能も一級品。軽量、速乾性に優れ、体の動きを妨げません。
また、チョークバッグもボルダリング専用設計、バケツタイプを購入するとチョークバッグだけで5,000円ほどします。
フリクションラボのような高級チョークを使うと更に値が張ります。
ウェアやチョークに不安要素の一切を取り除いた超高級装備。
課題を落とせないのは装備のせいじゃない。
自分のせいにしかできない、そういう究極の装備です。
おすすめの装備は結局なに?
個人的におすすめなのが梅プランです。
やはりいきなり最初から竹プランや松プランはハードルは高いでしょう。
そこはやはり大正義ユニクロとちょっといいシューズ、液体チョークに頼るのが一番でしょう。
私自身、La SportivaのGeniusとユニクロのジョガーパンツ&適当なTシャツとロジンフリーの液体チョークでボルダリングを楽しんでいます。
それで不便を感じたことがあるかと言われたら…あんまりないです。
やっぱり液体チョークだと登り始めるまで少し時間が必要なので、不便と言われたら不便ですが、ボルダリングは時間を争う競技ではないのであまり気になりません。
最初は梅プランから始めたのにいつの間にか松プランに…ということにもなりがちなボルダリングですが、スノボや自転車の様にいきなり10万円単位の投資が必要なスポーツと比べてまだとっつきやすいスポーツなのではないでしょうか?