音楽ゲーム通称、音ゲー。
先日、友人の音ゲーマーをボルダリングに連れていきました。
そこで彼は「これ(ボルダリング)なんか音ゲーっぽい!」と言っていました。
実は昔、私も同じことを思っていたのでびっくりしてしまいました。
音ゲーってなんなん?
音楽ゲームって普段やらない人からしたら一体何なん?って感じかもしれませんが、要は音楽に合わせてボタンなんかを操作するゲームです。
文字で考えるより、動画を見た方がよっぽどわかりやすいと思うので、こちらをどうぞ。
こういうゲームって音ゲーをやらない人からしたら何が起きているのか全くわかりませんよね。
この動画のゲームbeatmania IIDXだとレーンに流れてくる青や白のノーツをタイミングよく手元のボタンを押してゲージを保つことがクリアの前提となっています。
音楽ゲームとボルダリングって似ても似つかぬ存在かもしれませんが、音ゲーマーにとってどうしてボルダリングが音ゲーに似ているのかって言うことを簡単に考えていきます。
1つ:クリアを前提に設計されていない
ボルダリングの課題って誰でも登れるようにセットされていませんよね。
音ゲーの曲も同じで誰でもクリアできるように設定されていなくて、簡単な曲から徐々に難しい曲にチャレンジしていきます。
ボルダリング初日の人が3級課題に歯がたたないように、音ゲーにも初心者が見たら狂気としか思えない様な難易度があります。
だから課題や曲をクリアするためには何度も練習して技術を磨かないといけません。
そういった職人気質っていうか、ちょっとM気質な感じが音ゲーマーにも受け入れられるのかもしれません。
2つ:核心が用意されている
音ゲーにも核心と言われるポイントがあります。音ゲーにおける核心は「発狂」と呼ばれていますが。
例えばこの曲。
音ゲーをやる人ならサムネイルで「あぁ…」となるような有名な曲ですね。
この曲を知らない人のために説明すると動画が始まって40秒〜50秒のあたりは他と比べて静かですが、1分〜1分30秒はうって変わって大量のノーツが降ってきていますよね。
こういった「難所」が用意されているのが音ゲーの曲には多いです。
ボルダリングで言うと激悪ホールドやダイノなどの難しいムーブを強いられるポイントとよく似ていますね。
3つ:段位認定がある
これが一番大きいところかもしれません。
beatmaniaに限らず、多くの音ゲーには段位システムがあります。「この曲をクリアできたら◯段」とかです。
多くの音ゲーマーはこの段位システムによって自分のレベルをはかります。
ボルダリングジムでも段・級システムがありますよね。そういったところに親和性を見つける音ゲーマーもいるのではないでしょうか?
「ボルダリングの3級って音ゲーで言ったらどれ位なの?」って聞かれたら「(「・ω・)「ガオーぐらい」と答えるとすごく納得されました。
ボルダリングを音ゲーでたとえるのって無理があるくない?
私自身過去にbeatmaniaIIDXをやっていたので、ボルダリングを始めた頃は「あれラス殺しじゃん…」(ゴールホールドが非常に悪かった)とか「全体難じゃん」(核心は難しくないけど道中がそこそこ難しい)とか良く思っていました。
だから、ジムに連れて行った音ゲーマーが同じ事を言っていたことがすごく印象的でした。
もしかしたら私や彼以外にも、音ゲー畑から流れてきたボルダラーは同じことを思っているのかもしれないと、発見をした日でした。
ただ、ボルダリングを音ゲーにたとえるのは何となくできてもその逆は難しいです。
「あの曲カチ持ち核心だから…」とか言われても音ゲー経験者にもボルダリング経験者にとっても何が何やら…