ボルダリングに挑戦するあなたの背中をポンと押したい。

意外にできていない?!ボルダリングに必須なチョークアップの方法

この記事をシェアする

f:id:Ziddorie:20160410182957j:plain

ボルダリングの必需品であるチョーク。
手にチョークを付着させることをチョークアップというのですが、意外と正しくできていないことがあります。
この記事では正しいチョークアップの方法を紹介していきます。

チョークとは?

チョークと聞くと学校にある黒板に文字を書くアレを連想しがちですが、ボルダリングのチョークは全くの別物です。
ボルダリングのチョークは炭酸マグネシウム(MgCO3)で、黒板のチョークは炭酸カルシウムです。
どちらも体に有毒なものではありませんので安心してチョークアップすることができますね。

チョークといえばこれ!粉チョーク

チョークといえばこれ、炭酸マグネシウムの粉末でごく一般的な粉チョークです。
粉チョークの種類として「パウダー」「チャンク」「ブロック」というものがあり、パウダーがさらさらの粉状のもの、チャンクが小石くらいの塊が混ざったもの、ブロックが石鹸くらいの大きさの塊のものです。

粉チョークはチョークバッグに入れて使うのが一般的です。
きっとジムでこういったバッグを見たことがあるかと思います。


Deluxe Bouldering Chalk Bucket

Deluxe Bouldering Chalk Bucket - Chalk Bags and Chalk - Gear より

チョークバッグの中にチョークボールやブロックチョークを入れて、パウダーチョークを追加します。
粉チョークのいいところはチョークアップしてすぐに登り始めることができることですね。

一方、悪い所はどうしてもチョークが舞ってしまうので周りが汚れたり、チョークを吸い込みやすいというところがあります。

また、チョークバッグによってはバッグの口からチョークが漏れてしまうチョーク漏れが発生して鞄の中がチョークで汚れてしまうことがあります。
バッグの口の構造によってはビニール袋にくるんでから持ち運ぶほうがよいかもしれません。

粉チョークを使うためにのチョークバッグにも2種類あります。
腰につけるタイプのチョークバッグと先に上げたような据え置き型のチョークバッグ(バケツ型)があります。
腰につけるタイプはこういったバッグですね。ボルダリングでは腰から外して使っている人も多いです。


Arc'teryx C80 Chalk Bag - Chalk Bags | Backcountry.com より

長い時間壁に張り付いているルートクライミングでは腰につけるチョークバッグ、ボルダリングではバケツタイプが便利です。

持ち運びに便利!液体チョーク

こちらは粉チョークをエタノールに混ぜたものです。
ロジンと言われる松脂を混ぜ込んだものも存在しますが、ホールドが汚れやすくなってしまうためジムによってはロジン入り液体チョークの使用を禁止されているところがあるので注意しましょう。

こんな形のボトルに入っています。値段も500円位でお手頃です。

Chalk Bags - How To Climb Harder より

 液体チョークの良い点はなんといっても持ち運びが楽ちんなところです。
小さな物だとハンドクリームくらいの大きさなので気軽にバッグに詰め込むことができます。
1回のチョークアップも1円玉くらいの大きさの液体チョークを手のひらに乗せて、手のひらをすり合わせることで完了します。

 

液体に混ざっているので指の隅々までチョークアップでき、エタノールで手汗を飛ばせるのも効果大です。

一方、悪い点は粉チョークより手荒れしやすいというところがあります。
エタノールという刺激物を手のひらに塗りたくるわけなので人によっては過度に乾燥してしまい手荒れの原因になってしまいます。(粉チョークでも同じことがいえますが…)

また、液体チョークのエタノールが気化するまでボルダリングを開始できません。
それまで手をもんだり、ぷらぷらさせて気化を促す必要があります。
同様にボルダリング中に追加のチョークアップができないところもデメリットです。

目的や装備別!チョークアップの方法!

さて、チョークの種類を理解したところでチョークアップの方法を紹介していきます。
どうしてもチョークの種類によってチョークアップのしやすさが変わってきます。

ベストな組み合わせが「ブロックチョーク+粉チョーク」です。

まずブロックチョークを石鹸のように両手のひらにゴシゴシとすりあわせて、まんべんなくチョークを手になじませます。
ゴシゴシとすりあわせることでがっつりとチョークアップができるのがポイントです。
最後に粉チョークを指先や親指になじませて完了です。
これで手汗ともおさらばでき、快適なボルダリングを楽しめます。

手汗が激しいという自覚がある人は、ブロックチョークを付ける前に液体チョークで手汗を飛ばしておくと更に強力にチョークアップできます。

次点に粉チョークと液体チョークの組み合わせ!

順番を間違っては行けませんよ。液体チョーク→粉チョークです。
液体チョークで手汗を飛ばしてまんべんなくチョークアップをした後に粉チョークを仕上げで完了です。
手汗を飛ばしつつ、粉チョークをしっかりとのせることでチョーク持ちを長持ちさせることができます。

最後に手軽な液体チョーク!

初心者の内はどうしてもチョークアップが苦手です。
チョークバッグの中にズボッ!と手を入れていなくて、ほとんどチョークがついていないことが多いです。
そうなるとチョークの量が少なくて、指先や手のひらのチョークが不足してしまいます。

そんなうちは手軽にチョークアップできる液体チョークが便利かつ効果的です。
ただ、どうしてもチョークアップ力は上の2つに劣ります。
ボルダリングの途中で手のひらからチョークがなくなってしまうことも多々あります。

まとめ:ボルダリング初心者は液体チョークを買おう!

レンタルチョークの多くは粉チョークであることが多く、粉チョークはしっかりとチョークアップするためにはある程度コツが必要です。
また、お店によりますがレンタルチョークのチョークがほとんど入っていなくてチョークアップできないような残念なお店もあります。

初心者でも気軽にチョークアップできるし持ち運びも便利な液体チョークがとてもおすすめです!
ジムの物販にもおいていることが多いのでぜひ一度見てみましょう。

f:id:Ziddorie:20200216172459j:plain
f:id:Ziddorie:20200216173042j:plain